表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

64/290

重い空気の中

泪は三人からデビルミストについて聞いたが……。

 私は三人からデビルミストについて簡単に聞いた。


 デビルミストとは、かつてグレイが居た国に現れた厄災の一部。それに憑依された者は、怪物のようになる。


 そして目の前に居る二人は、それが体内に入り込んでいるらしい。



 ……って、こんなことしてる場合じゃ!?



 そう思いながら苦しんでいる二人を順にみた。


 他にも厄災は存在するみたいだけど、それはあとで話してくれるらしい。


「早く、あの二人を助けないと」


「いや、あの二人は……もう助からない」


 グレイは私から目を逸らし下を向き難しい顔をする。


「そんな……じゃあ……」


 そう言われ私は悲しくなった。そう、この二人を始末しないといけないと思ったら涙が出てきたのだ。


「……。やらなきゃならない。誰かがな」


 グレイは一度、私をみたあと背を向けた。



 どうしたんだろう?



 この時、グレイが何を考えていたのか分からない。だが、なぜかグレイの背中から悲しみが伝わってきた。


 もしかしたらグレイも、こんなことをしたくないのではと思う。だけど、誰かがこれをやらないといけないから……。


「……そうだね。誰かが、やらないと犠牲が増えちゃう」


 そう言うと私は涙を手で拭った。


「そうですね。さて、行動に移しますか」


 ムドルさんはそう言いながら、苦しんでる二人の方を向く。


「妾にやれることはなさそうじゃな」


「はい、メーメル様の手を煩わすほどではないかと」


「うむ、任せたのじゃ」


 メーメルとムドルさんの会話を聞いていて凄いと思った。主人とそれに仕える者、そうだとしてもここまで信頼し合えるのかと……。



 恐らく私には無理だ。



 そう思いながらグレイをみる。


 なぜかグレイがこっちを向いた。それと同時に、目が合う。見つめ合った。空気が重い。間が……。


「……待ってくれムドル」


 何を思ったのかグレイは、私をみたままムドルさんを静止させた。


「待て、とは……どういう事ですか? この状況下で」


「試したいことがある。ルイ、お前の能力……何を覚えている?」


 それを聞きムドルさんは振り返り私をみる。


「なるほど……そういう事ですか」


「能力……どうだったかな? プレートみてみるね」


「頼む。その間、俺とムドルはトゼルとあの男を監視している。だが、間に合わない時はやるしかない。だから、なるべく急いでくれ」


 そう言うとグレイは、リーダー風の男の人の方に向かった。


 ムドルさんは、トゼルとかいう人の所に歩み寄る。


 コクリと私は頷いた。


 その後、私は左手首に嵌めている腕輪をみる。その腕輪の紫の魔石に右手を添えた。すると魔法陣が描かれ空間に亀裂が入る。そこからプレートを取り出し異空間を閉じた。


 そして私は、急いでプレートを持ち直しみる。

読んで頂きありがとうございますヽ(^o^)


『ねぇ、グレイ。なんかね、作者さん。昨日、動画みて笑い転げたり顔を赤くしてたよ』…by泪


『あの作者がおかしいのは、いつものことだろう。それより、動画ってなんだ?』…byグレイフェズ


『そっか、この世界にはないもんね。えっと、動画って……んー(。-ˇ.ˇ-。)ん~。どう説明したらいいかなぁ(((;°▽°))……』…by泪


『説明できないほど……凄い物なのか?』…byグレイフェズ


『凄いというか……楽しい、かな』…by泪


『なるほど、そんなに楽しい物なら……俺もみてみたい』…byグレイフェズ


と、いう事で……∩^ω^∩


では、次話もよろしくお願いします(*^▽^*)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ