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救出作戦……3

グレイフェズはタイミングを計り動き出す……。

 グレイフェズは辺りを見回した。


(ルイの近くにいるヤツの他に壁際に四人か……。恐らく、アイツがリーダーだろうな)


 そう思いリーダー風の男をキッと睨みみる。


 リーダー風の男は、泪をみていたが立ち上がった。


 それを確認するとグレイフェズは、リーダー風の男の方へ駆け出す。


 メーメルは荷箱の物陰からそれを視認すると、即座に泪と商人の娘の方に飛んだ。そして、クルッと回転し泪の前に着地する。


 それをみた泪は、やっと来てくれたとホッと胸を撫で下ろした。


 それに気づいたリーダー風の男は、グレイフェズをみたあと泪の方をみる。だが、そこにはメーメルが居て何もできない。


「クソッ、てめえら何者だ!?」


 リーダー風の男が、そう叫んだ。


 壁の方に居た男たちは気づき、一斉にグレイフェズへと向かってくる。


「メーメル、二人を連れて逃げてくれ。こっちは、俺が片づけるっ!」


 それを聞きメーメルは、コクリと無言のまま頷いた。


「フン、随分と余裕じゃねえか」


 そう言うとリーダー風の男はメーメルに手をかけようとする。


 メーメルはそれに気づき、瞬時に鋭い牙を生やしリーダー風の男の右手に噛みついた。


「いでぇぇぇぇ――!!!?」


 噛みつかれたところからは、血がポタリポタリと落ちる。リーダー風の男は、噛みつかれた右手を左手で押さえながらメーメルの方を向く。


「おい、どっちをみてる! 相手は俺だ」


 グレイフェズはそう言いながらリーダー風の男の腹を蹴り上げた。


「グハッ……」


 攻撃する間もなくリーダー風の男は、宙を舞い壁まで飛ばされる。そして、壁に激突した。


「メーメル、今だ!」


「分かったのじゃ!」


 そうグレイフェズに言われメーメルは、泪と商人の娘の拘束を急いで解く。


 それを確認しグレイフェズは、向かってくる男たちの方に駆け出した。




 ――視点が切り替わり……――



 私はメーメルに拘束を解いてもらう。そして、男たちに向かって行くグレイをウットリしながらみた。


「ルイ、何をのんびりとみておる。早く、ここから逃げるのじゃ」


「でも、グレイが一人になっちゃうよ」


「グレイなら大丈夫じゃ。それよりも、ここに居たら却って邪魔になると思うのじゃが」


 それを聞き私は納得する。だけど、やっぱりグレイのことが心配だ。



 大丈夫かな? 本当に……。



 そう思いグレイの方に視線を送る。



 そうだね、グレイは強いし……心配ないよ。



 そう考えがまとまるとメーメルの方を向いた。


「行こう!」


 それを聞きメーメルは頷く。その後、商人の娘さんに簡単に説明する。


 そして私たち三人は、この場から離れ古びた倉庫から脱出したのだった。

読んで頂きありがとうございますヽ(^o^)


『さぁ冒険だ〜♪ 広大な草原を駆け抜けて〜♪ 色んな物を探して歩こう〜♪ 知らないことばかりだけど〜♪ そこには沢山ワクワクが待っているよ〜♪ ……』…by泪


『ルイ、その歌はなんだ? なんか楽しそうだな』…byグレイフェズ


『うん、この歌ね。さっき作者さんに言われて歌ってみたんだ』…by泪


『ほう……元々、存在する歌なのか?』…byグレイフェズ


『どうだろう? 私は、初めて知ったけど』…by泪


『まさか、作者が勝手に作ったんじゃねえよな(。-`ω´-)ンー……』…byグレイフェズ


『どうだろうね(*´~`)ン~……』…by泪


『……|д・⸝⸝⸝)ソォーッ……』…by作者


と、いう事で……∩^ω^∩


では、次話もよろしくお願いします(*^ω^*)

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