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設置完了と疑心と休憩と

泪は能力を発動させる……。


二階のテラスではメーメルが考えごとをしていたが……。


そしてマリリサは自分の部屋でくつろぎながら……。

 私は両手を目の前に翳すと……。


 《見極めレベル13!!》


「この屋敷全体を偵察して!!」


 そう言い放った。すると翳した両手の前に魔法陣が現れて、激しく発光する。それと同時に、眩しいほどの光が放たれ周囲を覆い尽くした。その後、魔法陣と光りは消える。


 私はこれで大丈夫なのかなぁと思いながらプレートをみた。プレートには【偵察開始 23:59】と表示されている。


 それを確認すると、プレートをバッグの中に仕舞った。



 ヨシッ、あとは二十四時間後に確認すればOK。



 そう思ったあと私は、枕元で幸せそうに眠っているトラットをみる。



 気持ちよさそうに寝てるなぁ。ん~みてると癒されるぅ~。



 トラットをみているうちに抱っこしたくなったので、私は手を伸ばした。その気配を察知したのかトラットは、ビクッとしベッドから床に落ちる。


「う、ギャニャアァァンっ!?」


 落ちて痛かったのか、不思議な鳴き声を発した。


「トラット、大丈夫?」


「シャァァッ!!」


 トラットは怒ってるらしく、私を威嚇する。


「ごめんごめん、驚かしちゃったね。ねぇ、抱っこしちゃ駄目かな?」


 そう私が問いかけるとトラットは、ちょこんと頷いた。その後、ゴロゴロ喉を鳴らしながら私の傍までくる。


 それをみて私は、トラットを抱きあげた。


 私はその後、トラットのフワフワモコモコを気が済むまで堪能する。




 ――場所は変わり、カロムの屋敷の二階のテラス――



 ここにはメーメルが居て、辺りを見渡していた。


(いい眺めじゃな。うむ、ここからみた街並み……寂しいのう。錬金の町か、それほど賑わってる訳でもない……しかし貧しいってことでもないのじゃ。

 これは、どういう事なのかのう? この領土って、どのように経済を回しておるのじゃ。他で、収益を得ている。それか錬金術で造った物が、この町意外の場所で売っておるのか?)


 そう考えながら屋敷の中へと入る。通路を歩きながらも、色々と思考を巡らせていた。


(前者としたら、何で収益を得てるのじゃ。……そういえば、タルキニアの町での人攫いの張本人はティハイドだったのう。だけどそれと収益とは結び……いや、そうでもないのじゃ。もし人身売買をしているとしたら……)


 そう思うとメーメルは、泪と話し合うため部屋に戻ることにする。




 ――場所は移り、カロムの屋敷のマリリサの部屋――



 マリリサはソファに座り、お茶を飲んでいた。


「カロム様、思ったよりも遅いですわね。まだ、帰るって連絡が来ません。今日は、余程忙しいのかしら」


 そう言いながらティーカップをテーブルの上の皿に置く。


(そういえば、今日は御約束があったはず。時間に戻れるのでしょうか? 心配は、ないと思いますが)


 そう思いマリリサは、テーブルの上に置いてあるメモ紙を手にする。


 そしてその後マリリサは、そのメモ紙を確認していたのだった。

読んで頂きありがとうございますヽ(^o^)


『フワフワ、モコモコのクッションだぁ( *´∀`))⬛︎スリスリ……』…by泪


『ニャァ〜ฅ(^ΦωΦ^)ฅ ニャ~♪』…byトラット


『あーごめん、今日はこのクッション抱っこしてたいの*.⋆( ˘̴͈́ ꒵ ˘̴͈̀ )⋆.*……』…by泪


『違う! そのクションよこせっ!! ( ꐦ「 `Д´)「 シャー……』…byトラット


『ャ━━ヾ(#`・Д・´)ノ━━ダ!!! 絶対渡さないよ!』…by泪


『『よこせ(´-ω-)┌┛)`д);∴……((( *´ `)⬛︎スリスリ♡』』…byトラット、泪


『⊂⌒~⊃。Д。)⊃ピクピク……』…by泪


と、いう事で……∩^ω^∩


では、次話もよろしくお願いします(*^▽^*)

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