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綺麗好きと胸騒ぎ

ムドルとベルベスクは倉庫のような部屋にいたが……。


カロムの屋敷ではルイとメーメルが話をしながら……。

 ここはティハイドの屋敷。そしてムドルとベルべスクのために用意された部屋だ。


 部屋と言っても、倉庫のような造りである。


「ゲホゲホッ……かなりホコリっぽいな。本当に、掃除をしているのか?」


 ムドルは手で口を押えながら周囲を見渡した。


「そうか? そんなに感じんが。まあ、お前は綺麗好きだからな」


 そう言いながらベッドに腰かける。すると、ホコリが微かに舞う。


「あああ……駄目だぁ」


 そう言いながらムドルは、掃除道具がないかと探し始める。


 それをみてベルべスクは、呆れ顔でムドルをみた。


「んー……ないな」


「ムドル、諦めたらどうだ」


「いや、大丈夫だ。なければ、自分のを使うからな」


 そう言いムドルは、異空間から掃除道具を取りだす。


 それをみたベルべスクは、ハァーッと溜息をついた。


 その後ムドルは、掃除を始める。


 ベルべスクはベッドにゴロンと横になると、そのまま寝てしまった。




 ――場所は、カロムの屋敷へと移る――



 ここは、私とメーメルの部屋。私は窓際に立ち部屋を見回してみた。


 ソファに座りメーメルは、持って来た本を読んでいる。



 んーメーメル、なんの本読んでるのかな?



 そう思いながら窓の外へと視線を向けた。



 グレイ達、大丈夫だよね。なんか微妙にだけど、奇妙な胸騒ぎがするんだよなぁ。なんだろう?



 私は今まで感じたことがない不安に襲われる。


「ルイ、どうした?」


 いつの間にかメーメルは、私のそばに来ていた。


「あ、メーメル。うん、なんかね……変な胸騒ぎがしてきて」


「ルイもか。アタシも、変な感覚に襲われてる……何もなければ良いが」


 そう言いメーメルは、不安な表情で窓の外をみる。


「そうだね。だけど……何かあっても、私じゃ無理。それに今は、ここを抜け出せない」


「うむ、そうだな。それはそうと、まだカロムは帰っていない。今のうちにやれることをしといた方がいいと思うけど」


「あーそうだった。そのために、この屋敷にきたんだったね。ハハハハハ……」


 そう私が言うとメーメルは、呆れた顔をした。


「アタシは、今のうち……散歩をしながら屋敷の中を調べてみる」


「えっと……じゃあ私は、この部屋で能力を使って調べてみるね」


「うむ、じゃあ……」


 そう言いメーメルは、部屋を出ていく。


 私はなるべく人にみられないように、ベッドの上で能力を使うことにする。なぜベッドなのか。それは、隠れられるからだ。


 ベッドの上に乗り座る。


 因みにトラットは、枕元で寝ている。


 その後、プレートを取りだした。



 なんの能力で調べようかな? そういえば、更新してなかったなぁ。どうしよう……。



 そう思いプレートをみながら、私は悩んだ。

読んで頂きありがとうございますヽ(^o^)


『ムリゴが食べたい……』…by泪


『ルイ、今は我慢するのじゃ。この町のムリゴは高いから、大量に買えぬでのう』…byメーメル


『|-・。)ソォー……ムリゴかぁ。今ある金で何個買える?』…byグレイフェズ


『|・`ω・)……ルイさんは、ムリゴが食べたい。それならば沢山、購入して来ませんと』…byムドル


と、いう事で……∩^ω^∩


では、次話もよろしくお願いします(*^ω^*)

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