表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

192/293

賭けと実力VS根性

ムドルはグレイフェズに賭けと条件を持ちかけ……。

 ムドルはグレイフェズを睨み考えていた。


(さて、どうしましょうか。わざと負ける……いえ、その選択肢はありません。それに、もしこれでグレイが試験に落ちたとしても……問題ないでしょう。

 ベルべスクも居ますので……いいえ、自分だけでもやれます。ただ……そうですね。賭けを持ちかけますか……その方が面白いですし)


 そう思いながらムドルは、グレイフェズを見据える。


(ムドルの表情が変わった。何を考えている? それに、何かを納得したかのような顔をしているようだが)


 そう考えグレイフェズはムドルを凝視した。


「グレイ、賭けをしないか?」


「賭け?」


「そうだ。ただ戦うだけじゃつまらない。どっちかが勝ったら、ルイさんとデート。ってことで、どうだ?」


 そう言いムドルは、ニヤッと笑う。


「ルイと……デート。それは面白いが……。そもそもルイが、了承するとも思えない」


「デートと言えば、すんなり首を縦に振らないだろうな。買い物などと、何か口実を作ればいい」


「なるほど……それなら、可能かもな」


 グレイフェズはそう言うと、ニヤリと笑みを浮かべる。


「それと、条件を一つ。オレを倒せば、あの浮遊魔鉱石を全て破壊していい」


「……賭けに、条件。なるほど……お前、本気だな。俺が試験に落ちても、問題ないって訳か」


「ああ、そういう事だ。どうした? やる気をなくしたのか」


 そう問われグレイフェズは首を横に振った。そのあと、ムドルを鋭い眼光で睨んだ。


「そんなわけねえだろう、が。ああ、分かったよ!! お前がそういう考えなら、やってやろうじゃねえか」


 半分やけくそになりグレイフェズはそう言った。


「フッ、さて……面白くなりそうだ」


「そうだな……」


 そう言い二人は、お互い睨み合い身構える。


(この様子じゃ、本気みたいだ。ってことは、俺もマジにならねえとな)


 そう思いグレイフェズは、剣を持ち直し体勢を整えた。


(さぁ……やりますか。まあ殺さない程度にですが……半殺し程度には、痛めつけるかもしれませんけどね。そうでなければ、意味がない)


 そう思考を巡らせながら身構えるとムドルは、ニヤッと笑いグレイフェズをみやる。


 それと同時にムドルは、素早く駆け出し跳び上がりグレイフェズの背後を取った。


(早いっ!?)


 グレイフェズは背後を取られた瞬間、咄嗟にムドルへと回し蹴りをする。


 瞬時にムドルは、グレイフェズの脚を掴んだ。するとムドルは、グレイフェズをそのまま持ち上げ地面に叩きつける。


「グハッ!! 容赦ねえな」


 地面に叩きつけられグレイフェズは、口から血を吐いた。そして、血が額を流れ落ちる。


 そう言い放つとグレイフェズは、よろけながら立ち上がりムドルを睨んだ。


「当然、デートがかかっているからな。というか、グレイ……お前の実力はそんなもんか?」


 そう言いムドルは、グレイフェズを挑発する。


「そんな分けねえだろう……まだまだだっ!」


 グレイフェズはそう言い剣を構え直した。


(クソッ、負けてたまるかよ! ムドルにルイを取られたくない……絶対、どんな手を使っても勝ってやる)

読んで頂きありがとうございますヽ(^o^)


『おいっ! ジジイは、無理すんな!?』…byグレイフェズ


『ジジイ……って。私はそんなに歳は……いえ体は、まだまだ二十代ですので!』…byムドル


『いや、やめとけ……腰痛めるぞ。俺でさえ、一人じゃ無理なんだからな』…byグレイフェズ


『このぐらいは……ヨイショ!……(っ •̀ ̫•́ )っ███《ベッド》……ドタッ!……腰が……⊂⌒~⊃。Д。⊃ピクピク……』…byムドル


『だからやめとけって言ったんだ。(;´Д`)俺は知らんぞ。ハァ……って言いたいが。大丈夫か、ムドル?』…byグレイフェズ


『……大丈夫な訳ないでしょう。みてないで、手を貸してください。起きられないのですから……_:(´ω`」 ∠):_……』…byムドル


その後グレイフェズは、渋々ムドルをベッドまで運んだのだった。


と、いう事で……∩^ω^∩


では、次話もよろしくお願いします(*^▽^*)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ