表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
190/296

牽制と罠を暴く

ベルベスクとカロムは互いに出方を伺っていたが……。


そしてグレイフェズはムドルへ目掛け……。

 ここはティハイドの屋敷の地下。そして闘技場のような部屋の両壁付近ではベルべスクとカロム、グレイフェズとムドルが対峙していた。


 ベルべスクはカロムとの間合いを取り出方を伺っている。


「どうした。向かってこねぇのか?」


「それは、私のセリフですよ」


 そう言いカロムは、どう攻めようかと悩みベルべスクを見据えた。


(どう攻めれば……。見た目は、それほど強いようにみえない。だが……隙がみつからん。それだけ実戦を経験して来ているってことか。そうなると……普通の攻め方じゃ、勝てんな)


 そう思いカロムは、ベルべスクを凝視する。


(さあて、どう動く。それによっては、魔法か素手での攻撃かを……瞬時でどっちにするか決めねぇと。カロムの特技が何か分からねぇからよけいだ)


 そう考えながらカロムの動きをみていた。


(仕方ない……動くか。まぁ、特殊能力を使うつもりはない。ティハイド様にも知られたくないしな。って、ことは……魔法を使い……いや剣で攻撃するか)


 そう思い考えがまとまるとカロムは、長剣を抜き構えベルべスクに向ける。


(……意外だな。剣術……予想じゃ魔法か体術だったが、まぁいい。じゃあ、オレは体術で行くだけだ)


 ベルべスクはそう思い身構え直すとカロムを睨んだ。


 そしてお互い同時に、攻撃を仕掛けた。




 一方グレイフェズとムドルは睨み合っている。


(下手に仕掛けられねえ。ってことは、そうだな……ムドルが動かないなら……)


 そう考えグレイフェズは、バッグの中から聖水液が入った容器を五個とり出した。


 五個とも蓋を取るとムドルに目掛け投げつける。


「ハッ!? この匂いは、聖水液!」


 そう言いムドルは聖水液の容器を、長い脚で蹴り上げ手で払い除けていく。


 だがそれを予測していたグレイフェズは、更に聖水液の容器をムドルへ目掛け投げつけていた。


 ムドルはそれに気づく。しかし対応が間に合わず、ムドルとその周辺に容器から聖水液が撒き散らされる。


 するとムドルの周囲が発光した。


 それをみたムドルは、悔しい表情になる。


「そういう事か……やけに、単純な罠だな。俺がどこから仕掛けても、発動する仕組み」


 そう言いながらグレイフェズは、ムドルの周辺に仕掛けられた罠をみた。


「……ああ、そういう事だ。まさか、聖水液を……こんなに大量に持っていたとはな。何に使うつもりだった?」


「いや、宛てはない。ただこの前、安売りしてたから大量に買っておいただけだ」


「なるほど……金の無駄遣い、か。まぁ、そのお陰で……。いやいい、だがどう攻撃するつもりだ?」


 ムドルはそう言いグレイフェズを鋭い眼光で睨みみる。


「どうするも、こうするもねえ。その前にムドル……そこから出られるのか?」


「フッ、そんな馬鹿じゃない。出る方法は、ちゃんとある」


「そっか……。じゃあ、やっぱりお前を倒さねえと駄目みたいだな」


 そう言いグレイフェズは、ムドルを凍てつくような鋭い眼光で睨んだ。


「その表情は、本気……という訳か。……まぁ、いい。やれるもんなら、やってみろ!」


 そうムドルは言い放つ……。


 そして二人共に身構え睨み合っていたのだった。

読んで頂きありがとうございますヽ(^o^)


『ねぇ、この物語って……いつ完結するのかなぁ(´•ω•)?……』…by泪


『恐らく、まだ第二部の序盤だから……かなり先じゃないのか』…byグレイフェズ


『うむ、そうじゃな。しかし、それにしても……いつにも増して先に進まんのじゃ( ・ω・᷅ )……』…byメーメル


『確かに……これでは、完結できない(´・ω・`).;:…(´・ω...:.;::..(´・;::: .:.;: サラサラ..҉ パッ!』…byムドル


『ムドルは、懲りないのう(〃 ̄ ̄ ̄∇)◇ゞ……』…byメーメル


『『((((;゜Д゜)ゥ( ; 。_。)ン……』』…by泪、グレイフェズ


と、いう事で……∩^ω^∩


では、次話もよろしくお願いします(*^▽^*)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ