表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
180/296

魔力を使わない魔弾銃

ムドルはカロムから試験の内容を告げられる……。

 ここはティハイドの屋敷の地下にある闘技場のような場所。


 ムドルはカロムが待つ中央まできた。


「次は、貴方ですか。では試験内容ですが……」


 そう言いカロムは、異空間から二丁の魔弾銃を取り出し片方をムドルに渡す。


「魔弾銃……まさか、これで撃ち合うのか?」


「いいえ、的を用意します。その的を先に撃ち落とし……その数が多い方の勝ち」


「なるほど……まぁその方がいい、か。それよりも……これは、魔力を使うタイプじゃないようだな」


 そうムドルが聞くとカロムは頷いた。


「ええ、魔力がなくても使えるように設計されているのですよ。ですので引き金さえ引けば、魔弾を撃つことができます」


「こんな物があるのか……初めてみた。それに、重いな」


 そう言いながらムドルは、魔弾銃を隅々までみる。


(噂には聞いていましたが。これが……。でもこんな重い魔弾銃……なぜ、魔族領土内に出回っている。出所は、恐らくここでしょう……。

 それと……この魔弾は、小さい。それが十個か……どういう仕組みなのでしょうか)


 そうムドルは考えていた。


「使い方は、大丈夫ですか?」


「……引き金って、これのことか?」


 そう聞きムドルは、引き金の部分を指差す。


「はい、そこです。撃ち方は大丈夫ですか?」


「そうだな……試し打ちをしてもいいか?」


 そうムドルが問うとカロムは頷いた。


「いいでしょう。但し一発のみです。では、的を用意しますか」


 そう言いながらカロムは、練習用の的を異空間から取り出す。その的には白い板の上に何重にも円が描かれている。


 それを持ちながら壁まで行く。そして壁に、その的を設置した。


 その後カロムは、ムドルの居る方までくる。


「あの的に当てればいいのか?」


「そうなります。ですが、試験の的は動く物体を用意しますので……それを撃ってもらう。それと魔弾には、適当に魔法が詰まっている」


「分かった」


 そう言い頷くとムドルは、魔弾銃を構え的を見据えた。


(照準の合わせ方は、魔弾銃と変わらない。なんとかなるとは思いますが……)


 そう思いながらムドルは、的に目掛け引き金を引く。



 ――バアァァアアアーーンッ……――



 途轍もなく大きな音が部屋中に響き渡る。


 ムドルは魔弾を放ちその反動で少し後ろに移動した。と同時に両手で両耳を塞いだ。


 一方ムドルが放った魔弾は、的の中央に当たる。当たった魔弾は、魔法を放ち的を凍らせた。


「クッ、なんて音だ。それに……威力が、半端ない」


 そう言いながらムドルは耳から手を放し、ブルッと頭を振るう。


「そうですね。ああ、そうそう……耳栓を渡すのを忘れてました」


 それを聞きムドルは、ジト目でカロムをみる。


(わざと? それとも、本当に忘れたのでしょうか……)


 そう思いながらカロムから耳栓をもらう。それと魔弾も受け取る。


「使ったことがないにしては、中々ですね。それでは、そろそろ試験を行いましょうか」


 そうカロムが言うとムドルは頷いた。

読んで頂きありがとうございますヽ(^o^)


『これが魔弾銃? 拳銃にみえるけど……』…by泪


『そうなのか? まぁ俺も、このタイプの魔弾銃をみるのは初めてだ』…byグレイフェズ


『そうなんだね。でも、なんで拳銃と似た作りなんだろう?•́ω•̀)?……』…by泪


『さあな……分からない。だけど恐らく、面倒になった作者が手を抜いたんだろう』…byグレイフェズ


『|”-;)……(言い返せない……)……_:(´ω`」 ∠):_……』…by作者


と、いう事で……∩^ω^∩


では、次話もよろしくお願いします(*^▽^*)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ