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事情と真実と指示と

執務室で泪たち五人は、カイルディに事情や色々なことを話す……。

 ここはバールドア城の執務室。


 私は現在、ここで色々と聞かれている。ううん、私だけじゃなく……。グレイやムドルさんにメーメルとベルべスクも、ここに呼び出され来ていた。


 因みにグレイとムドルさんは、能力を封印している。流石に、能力を解放したままじゃない方がいいと思ったからだ。


 他に執務室に居るのは、カイルディさんだけだ。


「陛下とクベイル様は多忙のため、私が話をお伺いいたします」


 そう言いカイルディさんは、私たちを順にみる。


「カイルディ様、申し訳ありません」


「なぜ謝るのですか、グレイ?」


「それは……」


 グレイは俯いてしまった。多分、なんて言っていいのか分からないからだと思う。


「もしかして、素性を隠していたことですか?」


「はい、それだけではありませんが……」


「責めるつもりはありません。何か理由があってのことでしょう。ですが、話してもらいますよ」


 そう言われグレイは頷いた。


 その後グレイは、自分の素性と今回の件とかを事細やかに話す。


 ムドルさんとメーメル、ベルべスクも訳を説明する。勿論、私も何があったのかを話した。


「……そういう事ですか。グレイと魔族であるムドルが血縁関係、それも勇者と聖女の……。しかし、勇者について聞いたことがありません。これは……いったい?」


「簡単なのじゃ。先程も話した通り、勇者は恨んでいた。その反面この世界の者も、勇者の存在を忘れたかったという事じゃな」


「メーメル様、なるほど……確かにそうかもしれません。利用するだけ利用して、いざ自分たちの脅威となる存在だと分かれば……」


 それを聞き私は、話すなら今かと思う。


「これ良く分からないんだけど。目を覚ましてみたら、プレートに勇者のことについて書いてあった。何かの役に立つかな」


 そう言いカイルディさんにプレートをみせる。


 カイルディさんは、私からプレートを受け取ると記載されている項目を読み始めた。その後、険しい表情になる。


「これは……ハァ~、勇者は相当……追い詰められていたらしいですね。グレイ、村には何も残っていなかったのですか?」


 そう言うとカイルディさんは、プレートをグレイにみせた。


「いいえ、残ってなかったと思います。でも、もしかしたら……俺が知らないだけかもしれません」


「そうなると……グレイが居た村を調べる必要がありますね。ですがこの件は……陛下と相談の上、他の者を向かわせましょう」


 カイルディさんは一呼吸おくと、再び話し始める。


「これも、陛下に許可を頂かなければなりません。もし許可が下りたならば、グレイとルイ様にはアクロマスグに向かって頂きたいのですが」


「ティハイド様のことを調べろと?」


「グレイ、そういう事です」


 それを聞いた私とグレイは頷いた。


「妾も、一緒に行きたいのじゃ」


「私も可能であるなら……それに、この件に魔族も関与していますし」


「オレは、ムドルが行くなら……城にはもどれねぇしな」


 そうメーメルとムドルさんとベルべスクが言うと、カイルディさんは考え始める。


「…………そうですね。その方がいいのかも……。ですが……魔族の姿のままでは、行動できません。どうするのですか?」


「それなら大丈夫です。私を含め三人ともに、人間に化けられますので……」


「なるほどですね。それなら、大丈夫でしょう。あとは、陛下の許可を頂くだけです」


 そう言いカイルディさんは、私たちを順にみた。


 私たちは、それを聞き頷く。


 そしてその後も私たちは、カイルディさんと話をしていた。

読んで頂きありがとうございますヽ(^o^)


『トラット〜どこ〜……。б(´・~・`)ウーン……ここにもいない。どこに行ったのかなぁ(˙˙*)?』…by泪


『[壁]‥) チラッ……(オイラは、寝たいんだ。ほっといてくれ! ( ・᷄-・᷅ )……_( ˘꒳˘ _ )スヤァ……』…byトラット


『あーここにいた〜(∩´∀`)∩……』…by泪


『.....∑ヾ(;゜□゜)ノギャアアーー!! ……ε=ε=┏(゜ロ゜;)┛クルナァ!』…byトラット


と、いう事で……∩^ω^∩


では、次話もよろしくお願いします(*^▽^*)

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