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最終決戦、異界の怪物との闘い・そして……。……8

泪は紫の怪物に何度も攻撃をしていくが……。

 紫の怪物は、ユックリと城の方へ進む。


 その後ろ姿を見据えながら泪は剣を構え直す。


(うん、緑の点……有効対象照準点が現れた。あとは、さっきのスキルを繰り返し使ってみよう。もしかしたら、いけるかもしれないし)


 そう思い再び《見極めレベル8》を使い、紫の怪物の背中を攻撃する。


 その攻撃を三、四回したところで紫の怪物が静止した。そして、徐に泪の方へと体を向ける。


「ジャマ……ヲ……スル、ナ」


 そう言うと紫の怪物は、宙に浮いてる状態の泪の体に軽く触り地面に叩き落した。


 軽く触った程度でも威力は、かなりのものだ。


「キャアァァアアアーー……」


 泪は何もできないまま地面に叩きつけられる。血が頭から顔へと伝う。


「……ま、まだ……」


 そう言うも……泪は気を失ってしまった。


 それを確認せずに紫の怪物は、再び城の方を向き歩き始める。



 その光景をみたグレイフェズは「ルイィィイイイイーー!!」と、ありったけの声を張り上げ叫んだ。


 そして這いながら泪の方へ向かおうとする。だが、体が思うように動かない。つらい表情で泪をみつめた。


 ムドルもまたそれをみて、泪の所に行こうとする。


「ルイさん……ツウ……傍に、向かわなければ……」


 そう思うも、やはり痛くて体が思うように動かなかった。悔しさのあまり唇を噛み血が滲み出る。


 そしてメーメルとベルべスクも同じく動こうとするが、どう足掻いても体は思うようにならず……。


 四人は泪のそばに行けずに、つらそうな表情になっていた。




 ――場所は、バールドア城の広場が見渡せる二階に移る――



 その光景をカイルディとクレファスとレグノスは、険しい表情でみていた。


 いや、三人だけではない。この城の者は、それらをみていて絶望の表情を浮かべている。


「これは……まずいですね。ルイ様が動き、なんとかなるかと思ったのですけれど……」


「カイルディ様、そうですね。そうなると……このままでは、城にも被害が」


 レグノスがそう言うとクレファスは、二人に背を向け歩き出した。


「このままみているなんてできない。ルイ様を助けに行く……」


「クレファス、待ちなさい。今は、城の守りを……」


「……そうかもしれない。すみません、私もクレファスとルイ様たちの救出に向かいたいと思います」


 そう言いレグノスは、カイルディに一例をするとクレファスを追う。


「仕方ありませんね。しかし……本当に、ルイ様はこのまま……」


 カイルディはそう言い泪の方に視線を向ける。


(神は、我々を見捨てるというのでしょうか。……ルイ様は、なぜこの世界に……。考えれば考えるほど、分からなくなってしまう)


 そう考えながらカイルディは、辺りを見渡した。




 ――だがこの時、泪のプレートは虹色に発光していた。そして……なぜか、TPがMAXの100になっている。しかしそれを知る者は、誰一人としていない……――

読んで頂きありがとうございますヽ(^o^)


『ねぇ、メーメル。グレイ、みなかった?』…by泪


『そういえば、珍しく部屋に居なかったのじゃ。どこに行ったのかのう。ムドルも、おらぬようじゃが』…byメーメル


――その頃……。


『おい、ムドル!? なんで俺のあとをついてくる!』…byグレイフェズ


『別にあとなんか追っていません。それよりもグレイ、なぜ私のいく場所に現れるのですか?』…byムドル


『それは、こっちの台詞だ!』…byグレイフェズ


『まさか、グレイもルイさんに……』…byムドル


『お前も、ルイに……。てか、真似すんなよな!(-A-´ )プィッ……』…byグレイフェズ


『グレイも、真似しないでください!( `-ω-)ぷい……』…byムドル


と、いう事で……∩^ω^∩


では、次話もよろしくお願いします(*^ω^*)

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