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最終決戦、異界の怪物との闘い・そして……。……7

泪は紫の怪物へと向かい能力を使い攻撃するも……。

 涙を拭い泪は、剣を構え目の前の紫の怪物の方に向かい走る。


 紫の怪物の背中に緑の点が現れた。


 なぜか泪の脳裏に言葉が浮かんだ。それを咄嗟に言葉にする。


 《見極めレベル8!!》


「特定の対象物は、目の前の巨大な紫色の怪物!!」


 そう叫ぶと剣を握ってる手が発光し魔法陣が展開された。その魔法陣から光が放たれ剣を覆い包む。


 それと同時に剣先からビームのようなものが、紫の怪物の背中に記された緑の点へと向かう。


 だが、情報は入ってこない。


 しかし泪の体は、紫の怪物に引き寄せられるように向かっていく。


(情報が入ってこないのになんで……だけど、これも能力なら……やれるの? もしかして、プレートに書き込まれてるかもしれない。でも、みてる余裕はないし……このままいくしかないよね)


 そう思い泪は、自分の能力を信じ紫の怪物の方へと向かう。



 グレイフェズは虚ろな目でその様子をみる。


「ルイ……む、りだ……ひき……かえせ……」


 そう言うものの泪には聞こえない。


「ハァハァ……ルイ、さん。む……ちゃです……」


 それをみたムドルは立ち上がろうとした。


「ツウ……クッ……」


 激痛が走る。痛さのあまり立てなかった。


「やめ……ハァハァ……るの、じゃ……」


 そう言いメーメルは、這いながら泪の方に行こうとする。だが、思うように体が動かない。


「やっと……か。だが……今更……無理、だ……」


 ベルべスクはそう言い虚ろな目で泪をみていた。



 ――そんなグレイフェズ達の声など泪に聞こえる訳もなく……。



 紫の怪物のそばまでくると泪は、緑の点へと吸い寄せられる。


(何これ? 浮いてる。だけど……能力が発動してるのは確かだよね)


 そう思いながら自分が宙に浮いてる現実を忘れようとした。そう怖いためである。


 紫の怪物の背中の辺りまでくると泪は、鞘から抜いた剣を構え直した。と同時に剣を右に振り、スパッと紫の怪物の背中を斬りつけた。



 ――グオオオォォォォオオオオオーー……――



 いきなり泪に背中を斬りつけられ紫の怪物はそう鳴き叫ぶ。だが傷は、すぐに消えてしまった。


「ダレ……ダ」


 そう言いながら紫の怪物は、泪を探す。


 泪は地面に着地し紫の怪物を見据える。


「わ、私は……ルイ・メイノ。この先には、絶対に行かせない!!」


 そう言うと泪は、剣を構え紫の怪物に剣先を向けた。


 その声を聞き紫の怪物は、泪を見下ろす。


「オマエハ……クジョ……タイショウ……ガイ……ジャマ……スル、ナ」


「それは、どういう事?」


「ユウシャ……ト……カンケイ……スル……モノ……ニ、コノ……セカイ……イガイ……ノ……モノ……ハ……クジョ……スル……ナ……ト……キオク……サレ……テイル」


 それを聞き泪は不思議に思った。


「……って、まさか厄災は勇者が創ったの?」


「ソウ……ダ。ワレ……ハ、ユウシャ……ニ……ツクラレシ……ソンザイ……」


「どういう事か、分からない。なんで……勇者が厄災なんか創ったの?」


 そう言うと泪は、紫の怪物を見上げ睨んだ。


「シラン……ワレハ……ソコマデ……キオク……サレテ……ナイ」


「そうなんだね。じゃあ、このまま破壊を続けるの?」


「ソウ……イウ……コト、ダ。ダカラ……ジャマ……スル、ナ」


 紫の怪物はそう言うと泪に背を向け城の方へと歩き出した。


「待って、行かせない!!」


 泪はそう言い剣を構え直すと紫の怪物を見据える。


 それを聞くも紫の怪物は、無視し歩き進む。


 泪はそれをみて話しても無理と判断する。


(なんとか、止めないと……)


 そして攻撃しないと駄目だと思い、泪は紫の怪物を睨みみた。

読んで頂きありがとうございますヽ(^o^)


『問題です。【ママどうしるしの前にある、まるを一つずつ消したらいいの?】この中に、とある職業が隠されています。さて、その職業とはなんでしょうか?』…by泪


『……職業? どこに書いてあるんだ……( ˙꒳˙ )ウーム……』…byグレイフェズ


『これは……難問ですね……(。-'ω-)ン~……』…byムドル


『今回ばかりは、妾も分からぬのじゃ( ・᷄-・᷅ )……』…byメーメル


『なるほど……。もしかして、魔導士か? マとるを一つずつ消すと、マどうしになる。違ったら悪いが、それ以外は分からねぇ』…byベルベスク


『ううん、正解だよ! (ㅅ´∀`*) スゴイ……やっぱりベルベスクさんて、頭が良いんだね』…by泪


『いや、そうでもないぞ(///﹃///)……』…byベルベスク


『『(¬ _ ¬)ジトー……』』…byグレイフェズ、ムドル


と、いう事で……∩^ω^∩


では、次話もよろしくお願いします(*^▽^*)

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