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最終決戦、異界の怪物との闘い・そして……。……5

ムドルはグレイフェズに紫の怪物が話していたことを伝える……。


そんな中メーメルは紫の怪物を魔法の弓矢で攻撃するも……。

 グレイフェズは紫の怪物との間合いをとった。


(やっぱり無理か……だが、そんなこと言ってられねえ。とにかくこれ以上、先に行かせないようにしないとな。それにしても、他に方法がないのか)


 そうこう考えているとムドルがグレイフェズのそばまでくる。


「ムドル、どうした。何かあったのか?」


「あったというか……今、あの怪物と話をしてきました」


「話をって!? 会話ができるのか……それで、なんて言ってたんだ?」


 そう聞かれムドルは紫の怪物が言っていたことを話した。


「……そうか。俺たちは、勇者を恨むしかなさそうだ。だが、そこまで勇者は追い込まれていたってことだよな」


「そうなりますね。そういう文献は、村に残っていなかったのですか?」


「いや、残ってなかった。憶測だが、恐らく知られたくなかったんじゃないのか」


 そう言いながらグレイフェズは、紫の怪物を見据える。


「確かに、私でも……そうするかもしれません」


「そういう事だ。ってことは、俺たちの手で……どうにかしないとな」


「できるかは、分かりませんが……やりますか」


 そう言うとムドルとグレイフェズは、お互い見合い頷いた。


 その後グレイフェズとムドルは、紫の怪物へと攻撃を仕掛けていく。



 一方メーメルは、どう攻撃するか悩んでいる。


(妾の力で、どこまで戦えるのじゃ。うむ、そうじゃない……どう戦うかじゃな)


 そう思い紫の怪物をみつめると、弓を持つように構えた。


 《闇の弓(サチンスチ) 魔でできし物(カゲゲミリコン) 我の手へ(ナネンエセ)現れ出でよ!!(ハタナネヒゲソ)


 そう魔族語で唱えると手元に魔法陣が展開される。それと同時に、多彩な宝石が至る所に散りばめられた漆黒の弓が手元に現れた。それを構え直し、更に魔族語で詠唱する。


 《闇なる(サチワツ)漆黒の矢(リッモンサ) 魔でできし物(カゲゲミリコン) 我が手へ(ナネンエセ)現れ出でよ!!(ハタナネヒゲソ)


 そう言い放つと手元に魔法陣が展開され漆黒の矢が現れた。


 それを確認すると……。


 《闇なる魔法(サチワツカオフ) 漆黒の風(リッモンマべ) 我、(ナネ)命ず(テヒブ) 弓に纏い(スチキカロヒ) 敵を射抜け!!(エミヌヒヲメ)


 再び、そう魔族語で唱える。すると、漆黒の風が現れ矢を覆った。


 それと同時に……。


 《ダークハリケーン(ガームアニメーノ)アタック!!(ハラッム)


 そう魔族語で魔法を唱えると、漆黒の風をまとった矢を放つ。その漆黒の矢は、無数に増えながら紫の怪物の胸へと向かう。


 紫の怪物の胸のあたりに、漆黒の矢が当たっていく。と同時に漆黒の風が無数に現れる。


 それらは紫の怪物を覆い、一つに纏まっていき大きな渦を巻いた。


 だが紫の怪物は大きく体を振るい、その風の大渦を軽々と払い除ける。


「……やはり無理なのじゃ。さて、次は何で攻撃するかのう」


 そう言うと紫の怪物を見上げ考え込んだ。

読んで頂きありがとうございますヽ(^o^)


『ねぇねぇ、そういえばさぁ。メーメルの得意な戦闘スタイルって、何かな?』…by泪


『戦闘スタイルではないがのう。魔導弓矢が得意なのじゃ』…byメーメル


『魔導弓矢、って?』…by泪


『かつて勇者が残したものじゃ。確か、魔法少女が使う魔法らしいと書物には書いてあったのじゃが。泪は知ってるかのう?』…byメーメル


『なるほど……(´•ᴗ•;ก)……。知ってるけど……まさか、それを実際に魔法として具現化するって……( ̄▽ ̄;)……』…by泪


と、いう事で……∩^ω^∩


では、次話もよろしくお願いします(*^ω^*)

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