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最終決戦、異界の怪物との闘い・そして……。……3

完全体となり動き出した紫の怪物にグレイフェズ達は挑む……。


そしてバールドア城の広場がみえる二階ではカイルディとクレファスとレグノスが話をしながら状況をみていると……。

 ここはバールドア城の広場。約三メートルだった紫の怪物は、巨大化し約三十メートルにもなった。


 そんな紫の怪物を見上げながら、グレイフェズは大剣を構える。


(でかい……。だが……なんとかしないとな)


 そう思い額からポタリと汗が流れ落ちた。


(この怪物を……どう倒すか、ですね。方法さえ分かればいいのですが……)


 ムドルは紫の怪物を見据え思考を巡らせる。


(無理かもしれぬ。しかし、やるしかないのじゃ)


 そう考えながらメーメルは紫の怪物をみた。


(こんなことなら、逃げりゃ良かったのか……。いや、その選択肢はねぇよな。仕方ねぇ、腹を括るかぁ)


 そう覚悟を決めるとベルべスクは、杖を構え直し紫の怪物を睨んだ。


 すると紫の怪物が動き出した。



 ――グオオォォォオオオオーー……!!――



 そう雄叫びを周囲に轟かせる。


「クッ、動き出したな」


「グレイ、そうですね」


「うむ、そうじゃな」


 そう言いメーメルは、紫の怪物から離れ距離をおいた。


「オレも距離をとるか」


 ベルべスクも、紫の怪物から離れる。


 それを確認したかのようにグレイフェズは、大剣を構え直した。と同時に、紫の怪物へと猛突進する。


 そのあとを追うようにムドルは、紫の怪物の方へ向かい駆け出した。




 ――場所は変わり、広場が見渡せる城の二階――



 この状況をカイルディとクレファスとレグノスは、難しい表情で見守っている。


「これは、大変なことになりました。見る限り……状況は、最悪のようです」


「カイルディ様、このままでは……何れ城の方にも」


 そうクレファスが言うとカイルディは、コクリと頷いた。


「そうなるでしょう。ですが……ルイ様以外、グレイ達は諦めていないようです」


「ええ、そのようです。それよりも、ルイ様の様子が気になるのですが」


「レグノス、俺も気になった。泣いているようにみえる。あのままでは……」


 そう思いながらクレファスは、目を凝らし泪をみる。


「そうですね。ですが、ルイ様に手を貸す訳には……。いえ、もしかしたら……。この状況をどうにかできるのは、ルイ様なのかもしれません」


「カイルディ様、それはどういう事なのですか?」


 レグノスは不思議に思いそう問いかけた。


「根拠はありません。ですが、ルイ様は異世界の者。なぜか巻き込まれて、キヨミ様とこの世界に召喚された」


 そう言いながらカイルディは、泪の方に視線を向ける。


「それとこれと、どう関係があるのですか?」


「クレファス、関係があるかは分かりません。召喚をしたのは私ですが。もし神がルイ様を、この世界に招いたとしたら?」


 そうカイルディに問われ二人は思考を巡らせた。


「……そうだとしたらルイ様には、この場を解決するための能力があるかもしれない」


 そうレグノスが言うとカイルディは軽く頷く。


「ですが……今のルイ様の状態では、それに気づけるか」


 クレファスはそう言いカイルディに視線を向ける。


「そうですね。ですが……この状況を、神が黙ってみているとも思えません」


「……という事は、あとは神頼みという訳ですか」


 そう言いレグノスは、目を凝らし空を見上げた。


 その後もカイルディとクレファスとレグノスは、話しながら広場の監視をする。




 そして広場の状況は、更に酷い状態になっていくのだった。

読んで頂きありがとうございますヽ(^o^)


『うわーどうしよう〜:( ;˙꒳˙;):……とりあえずΣ(゜д゜;):(´◦ω◦`):プルプルε”ε”ε”(ノ* •ω• )ノ逃げる〜……』…by泪


『ん? ( ∩ • ̫•)⊃⬛︎……って、これメーメルのドレスだよな? かなりボロボロになってるが(~ω~;)))……』…byグレイフェズ


『グレイ、どうしたのじゃ……あーそれは妾のドレス! 見事にボロボロになっておるのじゃあ〜(。・ˇ_ˇ・。)ムゥ……』…byメーメル


『ビクッ(−□−;))!! いや、これは俺がやったんじゃない!』


『( ¯·ω·¯ )……』…byメーメル


『そ、その目は疑っているのか?』…byグレイフェズ


『うむ、嘘は良くないのじゃ!』…byメーメル


その後グレイフェズはメーメルに散々問い詰められ、無罪にもかかわずドレスを買ってやるハメになったそうな。


と、いう事で……∩^ω^∩


では、次話もよろしくお願いします(*^ω^*)

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