表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
147/296

最終決戦、異界の怪物との闘い・そして……。……1

泪は何もせず泣きながらみていたためメーメルに怒られていたが……。その後メーメルはグレイフェズ達の方に向かい……。

 私は現在、メーメルに怒られている。当然だ……ただここで何もせず、私は泣きながらみている。怒られても仕方がない。


「泣きたい気持ちは分かるのじゃ。しかし何もできないでは済まされぬ」


「そうだけど……どうすればいいの? 私の力じゃ、倒せない。できるのであれば私だって……」


「うむ……そうじゃなぁ。ルイ、気持ちの整理がついたらで良い。あとからくるのじゃ……良いな!?」


 それを聞き私は頷いた。


 それをみたメーメルは、私に背を向けグレイ達の方に向かい駆け出す。


 そんなメーメルをみて私は、凄いと思った。魔族とはいえ、同じ女なのに全然違う。それに私なんかよりも遥かに強い。私もみんなと戦えるぐらいの力があれば、と思った。


 分かってる。ただ、私にはそこまでの勇気がないだけだ。


 それが……私にはできない。グレイ達は、それができている。


 頭で考えているだけでは何も解決できない。そう思っても行動に移すことが……一歩、踏み出すことができないのだ。


 私はグレイ達の方をみながら、ひたすら自問自答していた。




 ――場所は、グレイフェズ達が居る方へと移る――



 相変わらず紫の怪物は、デビルミストを体内に吸収し姿を変え続けていた。


 そんな中グレイフェズとムドルとベルべスクは、その光景を悔しい気持ちでみている。


 そこに猛ダッシュでメーメルが、グレイフェズ達の方に向かってきた。


「何、ボケっとみておるのじゃあぁぁあああ――」


 それを聞き三人は一瞬、ビクッとして後ろに仰け反る。


「メーメル……べ、別にボケっとしていた訳じゃない!!」


「グレイ、本当かのう? ……まぁ良い。それよりも、回復が先じゃな」


 そう言いメーメルは魔族語で魔法を唱え、グレイフェズとベルべスクの回復を順にした。その後メーメルは、バッグの中から魔力回復ドリンクを取り出しベルべスクに渡す。


「メーメル様、申し訳ありません。有難く頂きます」


 ベルべスクはそう言うと、メーメルに頭を下げる。そして、魔力回復ドリンクを飲んだ。


「すまない、メーメル……助かった。それはそうとルイの状態は、どうなんだ?」


「うむ……相当、落ち込んでおったのじゃ。自分にできることが何か、みえておらぬ。それを、自分で気づき……みつけるしかないのじゃ」


「そうか……俺が傍に居てやれれば……。いや、そうだな。メーメルの言うように、自分で気づかないと意味がない」


 そう言うとメーメルは頷いた。


「そうですね。私も同感です。それに……これ以上、ルイさんを危険な目に遭わせたくありません」


 ムドルはそう言い、キッと紫の怪物を睨む。


「ああ、そうだな。俺も同じ気持ちだ」


 そう言うとグレイフェズも、紫の怪物を睨みつけた。


「悪いがオレは、雑魚の方を片づける」


「ベルべスク、それでいい。ただ、そっちが済んだら……こっちも頼む」


 グレイフェズにそう言われベルべスクは、口角を上げ頷く。


「妾もベルべスクと一緒に、雑魚の怪物と魔獣を倒すのじゃ」


「メーメル様、無理だけはなされませぬように……」


「大丈夫じゃ。それよりも、ムドルもグレイも無理はするでない……良いな!!」


 それを聞きグレイフェズとムドルは頷き立ち上がった。その後、二人は紫の怪物の方を向く。


 そしてグレイフェズ達は、各自の持ち場に向かったのだった。

読んで頂きありがとうございますヽ(^o^)


『あーお腹すいたぁ〜。ムリゴが食べたいよぉ〜』…by泪


『そういえば、ルイ。お前って、ムリゴ好きだよな。なんでだ? 他にも美味しい料理はあるぞ』…byグレイフェズ


『そうなんだけどね。元の世界にあった果物に、見た目も味もそっくりなの。でも味は、ムリゴの方が甘くて美味しい』…by泪


『なるほど……そういう事か。ならあとで買ってきてやる』…byグレイフェズ


『∩(´∀`)∩ワァイ♪ グレイ、(*´▽`人)アリガトウ♡』…by泪


『ああ……(/// ^///)……』…byグレイフェズ


と、いう事で……∩^ω^∩


では、次話もよろしくお願いします(*^▽^*)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ