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厄災の真実と最終局面……13

ベルベスクは魔法を使いデビルミストを攻撃しようとするが……。

 ここはバールドア城の広場。ベルべスクは、向かいくるデビルミストの群れを睨み見据える。


(さっきのような魔法は、何度も使えねぇ。大量に魔力を消費するからな。そうなると……どうする?

 デビルミストだけじゃねぇ……異界の怪物や魔獣も居る。それを、どう倒せばいい……)


 そうこう考えていたが、埒が明かないと思い直した。


「とりあえず、魔力を最低限に抑えて数を多く放つ。……それしかねぇ」


 ベルべスクはそう言い杖を持ち身構える。そして魔族語で詠唱しようとした。とその時、異界の怪物の鉄の棍棒がベルべスクの背中に直撃する。


「グハッ……」


 そのままベルべスクは前に倒れ込む。


「……やべぇ、油断した。……立たねぇと、やられる!」


 背中を押さえながら立ち上がろうとする。


 異界の怪物は近くまで来ていた。


「クソッ、間に合わねぇ!?」


 そう思ったその時……目の前にグレイフェズが、息を切らし異界の怪物の前に立ちはだかる。そして大剣を構え直すと、異界の怪物を斬った。すると異界の怪物は、バタンと倒れ消滅する。


 ベルべスクはそれをみて、ホッと胸を撫で下ろした。


「おい!? 何、ボーっと考え込んでる。死にたいなら、別だけどな」


「……そうだな。悪い、そういえば……以前に似たようなことをムドルにも言われた。ホントに、お前たち似てるな」


「そうか……まぁいい。それよりも、動けるか?」


 そう問われベルべスクは頷く。


「ああ、なんとかな。オレは、昔から撃たれ強いから大丈夫だ。散々、ムドルに鍛えられた」


 そう言いよろけながら立ち上がる。


「それならいいが、無理するなよ」


「グレイフェズ、お前もな。かなり無理してるんじゃねぇのか?」


「そうかもな。だが、限界なんて言ってられねえだろう。この状況を、どうにかしなきゃならない」


 グレイフェズはそう言うと、遥か向こうに居るデビルミストの群れを見据えた。


「そうだな。これ以上、お前に負担かけられねぇみたいだ」


「そうしてくれると助かる。俺も、なんとかしないとな」


 そう言いお互い見合い頷く。その後グレイフェズは、自分の持ち場に戻っていった。


「ああは、言ったが。流石に、さっきの一撃は効いてる。だが、なんとかしなきゃな」


 苦痛の表情を浮かべ、デビルミストの方に視線を向ける。


 その後ベルべスクは何度も召喚魔法を使い、デビルミストの群れと異界の怪物や魔獣を倒していった。


 片やグレイフェズも、デビルミストの群れを技を使い大剣で斬っていく。


 だが……それでも減ることはない。そして段々、二人の体力と魔力が尽きて来ていた。

読んで頂きありがとうございますヽ(^o^)


『なんか最近、ベルベスクさん一緒に居ることが多いね』…by泪


『確かにな。いつまで俺たちのあとをついてくるつもりだ?』…byグレイフェズ


『そう言われてもなぁ。ムドルに……҉ パッ!!』…byベルベスク


『私が、どうかしましたでしょうか?……( ー̀ ·̫ ー́ )……』…byムドル


『いや……アハハハハ…:( ;´꒳`;)ナ、ナンデモナイ……』…byグレイフェズ


『そうだね( ̄▽ ̄;)……なんでもないよ』…by泪


と、いう事で……∩^ω^∩


では、次話もよろしくお願いします(*^ω^*)

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