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厄災の真実と最終局面……8

グレイフェズとムドルは既に体力が限界へと達していた。そんな中ムドルはデビルミストの群れを駆除していたのかだが……。

 ムドルは息を切らしながら、向かってくるデビルミストの群れを見据えた。


「ハァハァハァ、流石に限界がみえてきています。ですが、そうも言ってられません!!」


 そう言い放つとムドルは、デビルミストを鋭い眼光で睨み身構える。そして、目の前に手を翳した。


 《ダーク(ガーム)フレイヤ(ウネヒサ)ボウス(ゾフユ)ハンズ!!(アノブ)


 そう叫ぶと両手に漆黒の炎をまとう。


 《ダーク(ガーム)ジャガー(ビャダー)フレイヤ(ウネヒサ)キャノン!!(ニャンノ)


 そう言い放った。すると翳した両手の前に、魔法陣が展開される。その後、その魔法陣が光った。それと同時に、轟々と燃え盛る漆黒の炎が現れ放たれる。


 解き放たれたその漆黒の炎は、徐々に黒豹のような姿へと変わった。その黒豹のような漆黒の炎は、デビルミストの群れに当たっていく。そして、黒い炎と共に消滅する。


 その後、両手にまとう漆黒の炎は消えた。


「ハァ、ハァハァハァ……」


 ムドルは片膝をつき、つらい表情で荒い息を吐く。


「……まだ、居るのですか。ですが、ここで諦めたら……目が……霞む……。駄目だ! クッ……」


 そう言いムドルは、よろけながらもなんとか立ち上がる。だが、体力が限界に達していた。そのため立ち上がるだけでもやっとだ。


(これほどに……まさか、ここまで体力を消耗していたとは……。確かに……ハァハァハァ……技ばかり使っていましたが……)


 そう思いながらムドルは、またどこからか現れたデビルミストを凝視する。


「クソッオォォォ――――」


 そう叫んだ。それと同時に、今ある全ての力を振り絞りデビルミストへと目掛け駆け出す。そして技を使いデビルミストを駆除した。


 ……だがその直後ムドルは動けなくなりその場に、バタンと倒れる。


「……う、動け……クッ……ハァハァハァ……」


 意識はあるものの、体が限界に達し動けない。


 虚ろな目でムドルは、向かってくるデビルミストを悔しい気持ちでみていた。



 叫ぶ声に気づきグレイフェズはムドルの方に視線を向ける。


「ハァハァハァ……まさか、ムドル……嘘だろう……」


 グレイフェズはムドルの方へ向かおうとした。するとグレイフェズの目の前を、メーメルが物凄い速さで駆け抜ける。


「グレイ、ムドルは妾が避難させるのじゃ。だから、気にせずデビルミストの駆除作業を……」


「ああ、分かった。そっちは任せる」


 それを確認するとメーメルは、ムドルの方へと向かった。


(そうは言ったものの……この状況は、最悪だ。流石に一人じゃ無理だろう。これ……どうすんだよぉ)


 そう思いながら向かいくるデビルミストを見据える。


「やれるだけ……やるしかねえよな」


 そう言うと大剣を構え直し鋭い眼光で睨んだ。


 そしてグレイフェズは、技を使いデビルミストの群れへ突っ込んでいった。

読んで頂きありがとうございますヽ(^o^)


『ムドルさん熱、大丈夫?』…by泪


『ルイさん、ありがとうございます。先程、薬を飲みましたので……寝ていれば大丈夫です』…byムドル


『そうなんだね。じゃあ、何か美味しいもの買ってくるから待ってて』…by泪


――――


『おい、ジジイ。熱、出したんだてな』…byグレイフェズ


『だ、誰がジジイですか!! ……ええ、そうですが』…byムドル


『そうか……でも、思ったより元気そうだな。( ´・ω・`)っ*ホレ……ムリゴ買ってきたから食べろ』…byグレイフェズ


『……まさか、私のことを心配てお見舞いに? それもムリゴを持ってきてくれるとは……。クンクン、毒は入ってなさそうですね』…byムドル


『毒って……いらないなら返せ!』…byグレイフェズ


『いえ、せっかくグレイが買ってきてくれたのですから……喜んで食べさせて頂きますよ』…byムドル


『ああ、それと余り無理すんなよな』…byグレイフェズ


『ええ、なるべくそうさせて頂きます』…byムドル


――……一方、ここ泪の部屋では……。


『あれ? 私のムリゴがない。おかしいなぁ、んー食べた覚えないんだけど』…by泪


と、いう事で……∩^ω^∩


では、次話もよろしくお願いします(*^ω^*)

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