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厄災の真実と最終局面……1

泪たちがは厄災と戦っていた。そんな中グレイフェズの目の前にムドルが送った便箋が現れて……。

 ここはバールドア城の広場。あれからグレイフェズは、ひたすらデビルミストや寄生植物を駆除していた。


 そんな中、五番隊の騎士たちが撤退していくのをみて不思議に思う。


(なんでみんな城の方に避難していく? だけどこれは、却って動きやすくなった。……って、まさか俺たちのためにこの場から撤退したのか。

 だが、普通なら得体のしれない者たちに任せないはず。もしかして……気づいたのか?)


 そう考えると泪の方を、チラッとみる。


(気づいたとすれば、ルイの方か。それとも、俺? だが普通、俺だって気づくか。まぁ、髪色と能力が変わってるだけだけどな。でも……そうだとして……)


 そう思いながら目の前のデビルミストを大剣で斬った。するとデビルミストは消滅する。


「まぁ、考えてても時間の無駄だ。なんだっていい、戦いやすい状況になったならな」


 グレイフェズはそう言い、眼前の寄生植物を見据えていた。




 ――場所は、泪が居る方へと移る――



 さっきよりも、やり易くなっていた。


 そう人々の体内からデビルミストを追い出したり、寄生植物の核となるものを外に排除する作業がスムーズにできるようになっていたのだ。


「凄く楽になった。人が減ってくれたお陰だね。だけど、なんでだろう? まぁいいかぁ……とりあえず作業を続行しないと……まだ居るし」


 そう言いながら私は、ひたすら人々から憑依や寄生を排除していく……。




 ――場面は、メーメルが居る場所に移る――



 メーメルもまた……泪が厄災を追い出した者たちを自分の方に集めながら、楽になって来ていることに気づく。


「うむ、これならばやり易いのじゃ」


 そう言いながらメーメルは、ひたすら人々を自分の所に集めていた。




 ――場所は、ベルべスクの方へと変わる――



 ベルべスクは首を傾げ辺りを見回していた。


「ほう……この国の人間は、かなり賢いみてぇだな。状況をちゃんと理解しているようだ。これなら、思う存分やれるじゃねぇかよ」


 そう言い向かいくる異界の怪物に目掛け両手を翳し魔族語で詠唱しようとする。


「ベルべスク、待ってください!」


 その声を聞きベルべスクは詠唱するのをやめた。


「なぜ止める? ムドル、何かあったのか」


「ええ、厄災について大変なことが分かりました。それに、この姿でいる限り……厄災は襲ってこないみたいです」


「ほう……そりゃいいな。ムドルのそばに居れば、厄災に襲われねぇってことか」


 そう言われムドルは頷く。


「そうなのですが、それだけじゃないのです。今話すことは……ルイさんやグレイ、メーメル様に手紙を送り伝えました」


「なるほど……それで?」


 そう問われムドルは、厄災について話し始めた。




 ――場所は、グレイフェズの方へと移る――



 グレイフェズは、いきなり目の前に便箋が現れ驚いた。そのため便箋が地面に落ちてしまう。それを拾い読んだ。


(ムドルからか……。こんな時にどういう事だ?)


 そう思いながら読み終えるとグレイの顔が青ざめる。


(厄災の怪物や魔獣は、倒せば倒すほど強いヤツが現れる。ってことは、このまま倒していけば余計つらくなっていく訳か。流石に、キツいな。

 それにムドルは、異界の魔獣を体内に吸収したため厄災の攻撃を受けない。だが、それもいつまで保つか分からないって書いてある。

 それと……ここに書いてあるもう一つのこと、俺だけにって書いてある。確かに、これは……)


 そう思い悩む。



 そうそこに書かれていたもう一つとは、厄災を創った張本人のことである。



 それを読み頭を抱えた。


「みんなに知られたらヤベーだろう……流石にこれは……。まさか、そういう事だったとはな」


 そう言い遠くに視線を向け鋭い眼光で睨んだ。

読んで頂きありがとうございますヽ(^o^)


『ねぇ、この可愛い飾りがついた剣ってグレイがくれたの?』…by泪


『……いや、俺じゃない。だが、誰がルイに剣なんかプレゼントしたんだ? 流石がにムドルじゃないな、このセンスは……』…byグレイフェズ


『ええ……流石がにルイさんに、剣をプレゼントする訳ありません』…byムドル


――その頃……。


『ああ……私の選んだ剣を振るい、戦う舞姫を思い浮かべるだけで胸が苦しくなる。やはり、名前を書くべきだったのか? でも、流石に歳が離れ過ぎていますしね。ハァ……』…byレグノス


と、いう事で……∩^ω^∩


では、次話もよろしくお願いします(*^▽^*)

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