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厄災との闘い……17

カルゼアはクレファスだけではなくカイルディにも問われ……。

 ここはバールドア城の執務室。こんな時だというのにカルゼアとクレファスは、まだ言い合いをしていた。


「それなら言わせて頂きます。なぜ陛下は、ここを撤退しないと言われるのでしょうか? そこまで意地になることもないと思うのですが!」


「クレファス、言わずとも分かるのではないのか?」


「いいえ、言って頂かないと分かりません!」


 それを言われカルゼアは下を向き考える。


「陛下、クレファスの言う通りだと思われます。そこまで……」


「カイルディ……。クッ、そうだな。口にするのが、ただ恥ずかしかった。クレファスのように、ハッキリと気持ちを言えれば良いのだが」


「そうでした……陛下は、口下手でしたね」


 クベイルにそう言われカルゼアは、溜息をついたあと口を開いた。


「クレファス、お前と似ている思いだ。私はこの国が好き……いや、この国の者たちを愛しておる。だから、可能ならば皆を助けたい」


「ですが、それは……」


 そうクレファスが発言しようとしたその時……ノックされ扉が開く。


「た、大変です! ハァハァ……広場に……」


 そう言いながら兵士が息を切らし入ってくる。その兵士は騎士団、五番隊の者だ。


「どうした。何があったのだ!?」


 クレファスはその兵士のそばまで歩み寄った。


「隊長!? そ、それが……」


 その兵士は広場で何が起きているのかを、詳しく説明し始める。


「広場で戦っている者たちがいるだと!?」


 それを聞きレグノスはクレファスのそばまできた。


「それはどういう事だ?」


「レグノス、俺にも良く分からん。だが、あり得ない。アレは厄災かもしれない……いや、違うとしても無理だ」


「でも、戦っているのは事実。それで、その者たちは真面に戦えているのですか?」


 そう言いながらカイルディが歩み寄る。


「はい、そのようです。いったい、何者なのでしょう。もし……本当に、アレを倒しているのが事実なのであれば」


「クレファス……それならまだ、勝算はあるかもしれん」


 話が気になったカルゼアは、そう言いながらそばまできた。そのあとをクベイルが追いそばまでくる。


「陛下、そうかもしれません。しかし実際、広場の現状をみて判断しなければ……なんとも言えないかと」


「クレファスの言う通り……私も、広場の現状がどうなっているのか知る必要があるかと」


「それでは!?」


 そうクレファスが問うとカルゼアは頷いた。


「それがいい。その者たちが何者か分からぬ。だが戦況、次第では……」


「そうなるでしょう。我々も、その者たちの援助をしなければなりません」


「うむ、クレファス。まだどのぐらい五番隊が生き残っているかは分からぬ。だが居る者だけで、五番隊を動かせ」


 そうカルゼアに言われクレファスは、コクリと頷く。


「私の部隊も向かいたいのですが?」


「そうだな。レグノス、お前はカイルディと戦況を伺え! それ次第では、お前の隊にも広場に向かってもらう」


「承知いたしました。その指示の通り、行動いたします」


 それを聞きカルゼアは頷きカイルディの方を向いた。


「カイルディ、それで良いのだな」


「はい、それで宜しいかと。では、向かいたいと思いますので……失礼いたします」


 そう言いカイルディは軽く会釈し執務室をあとにする。


 一礼をしレグノスはカイルディのあとを追った。


「では広場に向かいたいと思いますので……」


 クレファスは一礼をして兵士と共に広場へと向かう。


 それを確認したカルゼアとクベイルは元の席に戻る。


 そしてその後、二人は席に着き吉報を待ったのだった。

読んで頂きありがとうございますヽ(^o^)


『冒険、したい……。冒険らしいことしたの最初だけの気がする( ・᷄-・᷅ )……』…by泪


『そういえば、そうだな。もっと旅をして……』…byグレイフェズ


『何を言っているのじゃ! 今の状況も、危険なのじゃ』…byメーメル


『メーメル様の言う通りです。冒険とは、日常とかけ離れた状況で、なんらかの目的のために危険に満ちた体験をし身を置くこと。もしくはその体験の中で、稀有な出来事に遭遇し体験することも含まれます。……まぁ、こんなところですね』…byムドル


『『『(( _ _ ))..zzzZZ……』』』…by泪、グレイフェズ、メーメル


『(´・ω・`;)ハァー・・・寝てしまいましたね。さて、私はこのあとどうしましょうか? 暇になってしまいました(*´・ω・`)……』…byムドル


と、いう事で……∩^ω^∩


では、次話もよろしくお願いします(*^▽^*)

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