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厄災との闘い……7

グレイフェズとムドルをみていた泪たちは……。

 私はグレイとムドルさんが能力を解放する様子をみていた。



 二人共、つらそうだったけど……そのあと笑ってたから大丈夫だよね。



 そう思い自分の中で納得する。


 二人はこっちに向かってきた。威圧感が×2……。私もだけど……ベルべスクも、ビクビクしている。メーメルまでも軽く身震いをしていた。そのぐらい威圧が凄い。


「……ムドルだけでも、近くに居たくねえのに……二人もだと流石にキツい。ここから逃げ出してぇ……」


「そうじゃな。まさか、ここまでとは……感じる気までも似ておるのじゃ。まさか、それはないと思うが……。能力まで同じだったら、笑うしかないがのう」


「そ、そうだね。だけど、グレイとムドルさんて……もしかしてだけど」


 そう言いメーメルの方に視線を向ける。


「恐らく、なんらかの繋がりがある者かもしれぬのじゃ」


「ほう……あのグレイフェズってヤツも、ムドルと同じとはな。こりゃ、おもしれえ」


「そういえば、ベルべスクって……ムドルさんのこと知ってるんだよね」


 そう聞くとベルべスクは頷いた。


「知っている。だが……言わんぞ。まだ、死にたくないからな」


 そう言うとベルべスクは、ブルッと身を震わせる。


 余程ムドルさんのことが、怖いんだろうなぁって思った。


 そうこう話してると、グレイとムドルさんがそばまでくる。


「さて、やるか。その前に俺は、ルイにみてもらわないとな」


「そうだね。何で調べるのか書いてあるかもだから、プレートを確認してみる」


 私はプレートを持ち直すと確認し始めた。


「私はそのプレートに書かれた通りに、行動したいと思います」


「ハァ、オレは……またムドルと一緒か」


「嫌なら構いませんが。ただ今後、命の保証はないと思ってください」


 そう脅されベルべスクは、頭を搔きむしりムドルさんを凝視する。


「あー……やりゃあ、いいんだろう。昔のように、指示通り召喚すれば!」


「そういう事です。私の能力は……」


 ムドルさんは能力のことを言おうとして、急に黙り俯いてしまった。


「……そういう訳か。やっぱり、な。お前の能力って……。初代、聖女の能力じゃないのか?」


「ええ、グレイ……そうです。この能力のことを、知っているみたいですね」


「ああ……昔、にな。俺が居た村には、勇者と聖女のことが記載された書物があった。それを散々……嫌というほど、読んだ」


 そう言うとグレイは、つらそうな表情になる。


「そうですか……まぁこれで、私が何者か。全てではありませんが、知られてしまいました」


 ムドルさんは悲しい表情で俯いた。



 そうか……そうなるとグレイとムドルさんて、血の繋がりがあるってことだよね。それに、ムドルさんの方が年……。いやこれは、聞かない方がいいかな。



 そう思いそれについては考えないことにする。


「うむ、そうだったのじゃな。だが、そのことを詳しく聞くのはあとじゃ」


「はい、メーメル様。では、私は持ち場に向かおうと思います」


 そう言いムドルさんは軽く会釈をして外の広場へと向かった。ベルべスクもそのあとを追う。


「……そうだな。俺も急いで、能力を使えるようにしないと」


 それを聞き私は頷いた。


「急いで読み返すね」


「ああ、頼む!」


「妾は、ひとまず待つのじゃ。今は、やることがないからのう」


 そう言いながらメーメルは私とグレイの方をみる。


 そして私は、ひたすらプレートに書かれている内容を確認していたのだった。

読んで頂きありがとうございますヽ(^o^)


『なるほど、グレイとムドルさんがねぇ。だから……かぁ。(¬_¬)ジトー……』…by泪


『うむ、だからと言って……同じ穴に落ちなくても良いのじゃぞ』…byメーメル


『『はい……(T ^ T )……』』…byグレイフェズ、ムドル


と、いう事で……∩^ω^∩


では、次話もよろしくお願いします(*^ω^*)

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