表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

103/293

嘘の報告

シュウゼルは祭壇をみつめベルベスクのことを待っていると……。

 ここはマルべスウム国。スルトバイスの中央部に位置する、ビヒェレン大陸の北西側にある国だ。


 この大陸は遥か昔、人間国の領土でありビレブラン帝国が支配していた。だが色々あり、過去に転移してきた勇者と聖女に一度この大陸の首都は壊滅されている。


 それもあり人間はこの大陸から別の地に移り住んだ。


 そのためこの大陸には魔族のみが住み着いている。そしてこの大陸には三つの国が存在し、その一つがマルべスウムだ。


 マルベスウム国には、ほぼ森林はなく岩山に囲まれている。国の北西側の高台には、漆黒の色をしたルべルスト城が建っていた。


 その城の地下には、祭壇の部屋がある。この部屋では、数名の魔族の神官が血で描かれた魔法陣の周囲に立っていた。


 そこから北側の壁際には濃い紫色の長い髪をした魔族の男が、黒々とした球状の水晶を持ち目の前の魔法陣をみつめている。


 この魔族の男性が魔道士長シュウゼル・デスルグだ。


「そろそろ時刻だが、タルキニアの町はどうなっている。ベルべスクが戻ってくる様子も連絡さえない。何かあった訳ではないだろうな」


 そうこう考えていると手首の腕輪が光る。そして、魔法陣が展開された。


 それに気づきシュウゼルは、腕輪に手を添える。


「ベルべスクか?」


 “はい、シュウゼル様”


「そっちはどうなった? ことを済ませたなら戻ってこい」


 そうシュウゼルが言う。


 “承知いたしました。ですがムドルにみつかってしまい、逃げています。城に転移してしまえば、この計画がダークルスティ国の王にバレてしまうかと”


「なぜ人間国にムドルが……あヤツは厄介だ。お前が逃げ切れるかは分からぬが、できるだけ遠くに逃げろ。それと……しばらく戻ってこなくていい」


 “分かりました。そう、させて頂きます”


 そう言うとベルべスクは通信を切った。


 それを確認するとシュウゼルは、水晶をみながら考え始める。


(ムドルが、なぜあの国にいる。……どこまでこのことについて気づいた。気になる……しかし、ことを起こすことが先だ。このことは、あとで考えるか)


 そう思い目線を魔法陣に向けた。




 ――場所は変わり、タルキニアの町にある市場街の空き家――



 あれからムドルさんは、ベルべスクに謝罪させる。そのことに対し私は、許すが恥ずかしくなりメーメルの後ろに隠れた。


 その後、ベルべスクに連絡をさせる。



 そして現在、ムドルさんはベルべスクと話をしていた。


「……ムドル。本当に大丈夫なんだろうな?」


「ああ、これで大丈夫なはず。シュウゼルは、それほど頭のいいヤツじゃないですから」


「これから、どうするつもりだ?」


 そう聞かれムドルさんは、私たちの方を向きみる。


「そうですね。そんなに時間がありません。ですので、急ぎ策を練りましょうか」


 そう言いながらムドルさんは、ベルべスクを立たせ腕を掴み私たちの方へ向かってきた。

読んで頂きありがとうございますヽ(^o^)


『ねぇ、昨日から作者さん……ニタニタしてるよ』…by泪


『そうみたいだな。何があったのか知らないが。相変わらず、異様な光景だ』…byグレイフェズ


『何か良いかことがあったらしいのじゃ』…byメーメル


『そうらしいですね。確かどこかのサイトで、1位になった〜と驚き暴れていたみたいですよ』…byムドル


『それで、ニタニタしてたんだね』…by泪


『なるほど、そのためか。壁に爪の跡が無数にあった訳は……』…byグレイフェズ


『│ω-。`)……いや、それは普通に魔獣か猫に似た動物の仕業かと思われます』…by作者


『『『『( ̄▽ ̄;)……』』』』…by泪、グレイフェズ、メーメル、ムドル


と、いう事で……∩^ω^∩


では、次話もよろしくお願いします(*^ω^*)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ