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おれごん未来の生存報告、あるいはひとりごと。ダウンな気持ちが続く第3作執筆エッセイ  作者: 日本かこ


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最終話 このエッセイを閉じるとき

 おやおやおやおやおやおやおやおやおやおやお?


 まさか、まさか。

 ついにこのエッセイを閉じる時がやってきてしまいました。カクヨムコン8に敗退したのです。今年は少しばかり早すぎました。

 こうも敗者の弁ばかり述べ続けるのにも疲れましたが、それをせねばけじめがつきませんし、次へ進めませんし、このエッセイも終われません。


 合否発表からずいぶんたち、やっとここへ顔を出せました。いやはや、とんでもない事態に陥ったものです。

 今回のカクヨムコン8では、2作応募した短編も、3作応募した長編も。撃沈、爆沈、轟沈でした。満を持した新作もあったのにこの有り様。いっそ清々しいくらいです。


 ただでさえ落ちていたおれごんにとどめを刺しにきましたカクヨムコン8さんは。ボクサーが前後不覚になってダウンしているところに全力の、顔面キック炸裂でしょうか。反則ですよそれ。

 50字ほどです。ふっと浮かんだセリフを書きとめて、よし書けると手応えをつかんだその日の夕方でした。

 最近は点ることも少なくなったアラートが赤く光っていたので、どなたかが訪れてくださったのかと思えば違って。カクヨムコンの読者選考の結果でした。


 予選通過作品の羅列はあまりに膨大、逆引きで調べられると前回に知り、それを実行して自作から調べてゆけば。

 あれよあれよ落選につぐ落選。無印につぐ無印で。なんと応募した全作品が落選、旧作も新作も一緒くた、道ばたに打ち捨てられておりました。


 ショックはショックですが立てなくなるほどでは。ごはんは食べられますし笑えもします。でも机はより遠い存在になったかもしれません。第4作はもちろん、いまは顔向けもできやしません。ふがいない親ですみません。


 この際にと、手にとった本は読み進めることができず、すぐに目が泳いで。物語に集中できませんでした。

 ではゲームと。

 なんならレトロゲーだとハードを引っぱり出してみれば、実に6年ぶりかそれ以上。あれもダメこれもダメ。まず充電ができない。充電ができても起動しない。リチウムバッテリー系のハードはそのほとんどが不動でした。比較的新しいvitaとDSだけ救済でき、残りはAmazonさんで互換バッテリーの検索を。

 そんなことをしていたら1日が終わっていました。落ちた気持ちがさらに落胆するだけの週末でした。息抜きって、いったい。


 んま、おれごんの描く物語なんてこんなもんです。そんな上等なものじゃありません。

 ヘタの横好きで続けてきただけの話です、そんなものは始めっからわかっています。同好の士が多くないことも先刻承知、人が集まらないのは折り込み済みだったはず、なにを今さら。


 自らのエゴに従った結果です。しかし私から自分勝手を取ったらなにが残りましょうか。

 なにも残りはしませんよ。そこにあるのはただの真人間です。無味乾燥な真人間だけです。

 世には繊細さんがあふれているそうですが。私を表現するなら厚顔無恥さんでしょうか。あまたの恥辱にまみれながら今日も息をしておりますよ。


 もともと音もない虚空に作品を放って去るって決めていたじゃないですか。

 そのつもりだったのが、温かい応援をいただいて。そこで決めたじゃないですか、時々訪れる客人を粗末な庵と茶で精いっぱいもてなすような物語でありたいと。


 Amazonさんから注文していた新しいバッテリーがたくさん届きまして。なんだかドキドキしました。入れ替えれば普通に動いて。

 単純ですがほっこりしました。旧友に会えたような気がしました。


 またスタートラインに戻っただけじゃないですか。肩書きなんて今まであったこともないじゃないですか。始めましょうよまた、一から。

 いいえゼロから、とは言いません。これまでに得た読者さんと経験値は決してゼロではありませんもの。一から始めます。読者さんがゼロでないかぎりはこの行いに意味はあるのだと、宣言した2019年の私を嘘つきにしないために。


 ここまでお読みくださりありがとうございました。こちらは一度閉じます。

 また近いうち、第4作の制作エッセイでお会いいたしましょう。

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― 新着の感想 ―
[良い点] お疲れさまでした。PVもブクマも屍のように動かなかったり…(;_;)つらいですよね。 厚顔無恥でいいと思います。私も恥を撒き散らしながら、生きておりますよ。共に頑張りましょう。
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