第29話 おれごんの(いつもの)ぬるい迷走
お祭りお祭り、ワッショイワッショイ。カクヨムコンの12月1日を待ちながら毎日数百字を積み重ねています。
なかなかまとまった時間を確保できずにやっと2百字、あるいはちょっと多めの8百字程度を書いています。平均で1日5百字くらいでしょうか。超スローペース。
そんなでも半年も続けられれば立派な長編になるのですから侮れません。それだとカクヨムコンには間に合わず終わってしまいますけどね!
とにかく完成を心待ちにしてちまちま書いているのです、い・ろ・い・ろ・な作品をね……!
おや?
私は少し前に『次はヒーローもの』と宣言しましたね?
アイデアがわいたからと。ところがこれがですね、興が乗らないのです。
やっぱり勢いって大事じゃないですか。アイデアがあり、伝えたい思いがあって、書く意欲にあふれて。伝えたい思いがあってもなんだか書く気が起きない、そんなことってありませんか?
私の場合、そこで選択が『書かない』とはなりません。執筆の時間は執筆のための時間です。それでこのエッセイを書いたり、以前短編で発表したものを長編に作り変えるべく動いたり、ロボものを墓場から掘り起こしたりしています。
ようは全然予告したものとは違うものを書いているんですね。もしかしたらこのまま発表順が入れ替わるかもしれません。
でもそれでいいじゃありませんか。
私は今、続けることに意味を見出しています。たとえ日の目をみることなくとも、作品を世に残していけたら。
消費しているだけでは決して得られないことを為している実感があります。そして読者さんはぜったいにゼロではない。こんなしろうと物書きを待っていてくれる人だっているんです。
私はいつも必ず気づきや啓蒙を作品に混入しています。みなさんご存知、いつもの鬱陶しい劇薬です。そんな汚くても波紋はきっとどこかには届いて。善かれ悪しかれ。だったら意味はあるんですよ。
それはまさに初心です。何度こうして初心に帰るんでしょうね。忘るべからずとは言いますが、私は何度も何度も忘れてはたち戻っています。頭が鳩か鶏なんでしょうか。まったく。
今日はここまで。おれごん鶏




