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大崎玄蕃と名を変え生き延びた武田勝頼の末裔の咆哮  作者: 吉良山猫
第2章海津城編
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雑賀孫市

勝頼は身分を気にせず実力主義です。女性に関しても年齢関係なく愛して子供産んでくれれば身分関係なしです。

鈴木重秀は小麦色に日焼けした肌が似合う20代の青年であったが父である鈴木佐大夫から将来を期待されていた。


雑賀衆というと鈴木氏しかしらない者がほとんどであるが鈴木氏や土橋氏など各豪族に分かれており必ずしも一枚岩ではなかった。


鈴木重秀は退屈であった。傭兵として駆り出され機内の戦に参加していたが合理的な父と違い畠山や本願寺や三好、松中、六角など様々な勢力に傭兵として雇われ参戦していたがそこに正義や意義を感じていなかった。


自分の人生はこれでよいのであろうか?と自問自答していたが能力はあっても身分の低い重秀にとってどうすることも出来ない葛藤とともに悶々と過ごしていた。


鉄砲は貴重だが雑賀衆共通の財産であり鉄砲は欲しがるが雑賀衆を家臣として欲しがる者はなかったからである。


それもそのはずで腕は確かだが彼らの格好はみすぼらしく野武士や野党のようであった為、上方の名家からは忌み嫌われていたが利用されていた。


彼らの活躍が評価されるのは後世になってからだ。織田や本願寺に使い潰される運命だが…


そんな重秀が屋敷で鍛錬をしてるなか八咫烏が現れた!


「カー我は八咫烏なり!運命だ!ついてこい!」


段蔵の幻術により怪しい空間の中八咫烏を追い重秀は数日走る事になる。


八咫烏を見失った先で待っていたのは加藤段蔵と武田海軍であった。水軍と呼ばないのは海外も視野に入れているからだ!


「鈴木重秀殿でござるな?運命だ!付いてきて欲しい。我が殿はそなたらを家臣として雇う。鉄砲に優れた者を千人程連れてきて欲しい。ただ鉄砲はこちらで用意するので持ってこなくてよい!」


鈴木重秀としては信じられない内容の話だった。傭兵としてではなく家臣として雇うことと、皆が鉄砲を目当てで契約を結ぶが鉄砲ではなくそれを扱う人が欲しいことに…


「八咫烏…運命だ!俺は運命を受け入れるぞ!」


重秀は若い者を中心に雑賀衆1000名を連れて段蔵の元に来た。


武田海軍に輸送され鈴木重秀と雑賀衆千名は海津城へ来たのである。


「よく来てくれた鈴木重秀殿!これからは重臣として私を支えて欲しい!」


「ははー」


自分を雇った主が有力大名の嫡子以外の子供だということに驚きはしたが海津城とその戦力に心が躍る重秀であった。


「面白くなりそうだ」


こうして鈴木重秀は勝頼の家臣になったのである。


歴史は勝頼に有利に動いた!歴史は変わっているが長篠の戦いの敗戦は今完全になくなったのである…

勝頼は白い肌…たぶん東北の女性。美しいと思って好きです。

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