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大崎玄蕃と名を変え生き延びた武田勝頼の末裔の咆哮  作者: 吉良山猫
第2章海津城編
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湯煙事件

躑躅ヶ崎の館で新年の挨拶を済ませた勝頼は有力者とあった後、海津城へもどり自領での新年の宴を開くことになります。

勝頼が躑躅ヶ崎の館より海津城に戻って次の朝、先日の酒が残っていたので霧深い中、松代温泉の民に開放してない家中専門の風呂に入ろうと寝ぼけながら風呂へと向かった際湯船に人影が見えたので昌景か信春かと思っていると…まだ幼いが色白の美しい少女が入浴していた…


「キャー!助平!?この変態!責任をとれ!?」


パニックになった勝頼は「は、はい!」と答えるやいなや上からクナイが降ってきたので避けようとしたが二日酔いの為足を滑らせ頭を打って気絶してしまった…


一刻後勝頼が気付いた時には誰もおらず勝頼は女湯の更衣室で服を着て倒れていた…


「いてててて!確か裸の美女が…」しかしその後のことは頭を強く打ったせいか思い出せないでいた。


二日酔いと濃霧の為に勝頼は間違えて女湯へ入ってしまったらしい…


勝頼は海津城へ馬で戻ろうとしたところ風呂敷を背中に背負った葵と網丸を見かけたので「葵!戻ったのか?馬に乗せてやる」と言うと葵は何故かプンスカプンスカ怒っている。


「どうした?何を怒っているのだ?」とたずねると「さっき何か見ましたか?」慌てて勝頼は「見ておらん!何も見ておらん!肌の綺麗な美女の裸など決して見ておらんぞ!」


「ほーう、その者はそんなに美人だったのですか?」


勝頼がコクリコクリと頷くと葵は頬をポット赤く染めて勝頼の背後に飛び乗った。ついでに網丸も…何故かわからないが機嫌は戻ったようなのでよしとしよう…


「はいよー白子!」


後で聞いた話なのだが、風魔の里ではサツマイモを増やすことに成功し風魔小太郎が勝頼にくれぐれも宜しくと言っていたのと後日挨拶にくるらしい。海津城での新年の宴も行うのでその時までに来れれば来て欲しいと葵に伝えた。


今年の飢饉は武田領内と越後と風魔領はこれで大丈夫であろうと勝頼は思った。

1559年は東日本は干ばつの為歴史的な大飢饉に陥りますが勝頼は早くより手を打っていた為被害がでないで済みます。

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