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大崎玄蕃と名を変え生き延びた武田勝頼の末裔の咆哮  作者: 吉良山猫
第2章海津城編
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永禄2年

1559年永禄2年元旦の話です。

永禄2年、元旦。勝頼一行は躑躅ヶ崎の居館に挨拶に訪れたが、兄である義信には体調を崩し容体がすぐれぬと言うことで会うことは叶わなかった。


父晴信には干し芋、いも焼酎、新たに作ることに成功した純度の高い清酒、純度の高い高級塩、醤油、蜂蜜、砂糖、メープルシロップ、こんにゃく、縁起が悪いと戦国時代には嫌われるが油としても、化粧品としても優秀なのは知っているので作ったツバキ油、干し昆布、石鹸など様々な珍しい品を献上した。勿論朝廷や幕府には同等な物を献上し、助五郎を通して上方や海外にも商品化したのを輸出している。財力を考えると恐ろしい額だが勝頼は軍備や新商品開発費用に莫大にお金を投資している為昨年度手に入れた佐渡からの収入は有難い。


最近スルメの量産にも成功しており万能な長期保存高級食材である。菜の花は勿論だが勝頼は助五郎から色々手に入れている為、向日葵の種や魚や動物の油も含めて油を確保している。


最終的には黒水を手にいれるつもりだが…


ワインの生産も軌道に乗り始めたがまだ披露するのは早いと自分で楽しんでいる。


勝頼は何人かゆっくり話したい人物がいた為、義信に会えないのは寂しいが一人一人会う約束をとりつける。


葵は今は里帰りをしている。勝頼がたまには父に顔を見せてやれと言った為だ。葵は離れたくないと渋ったが根負けして箱根に帰っている。風魔小太郎も風魔の里に帰っているからだ。


しかし駄々をこねる葵に勝頼はあるものを奪われたと言うかあげていた。実は前世の勝頼はプロテスタントのクリスチャンであった為、自ら作ったクロムハーツ風のクロスをいつも首からさげていたのだが葵が駄々をこねたさいについこれを私の代わりだと思えとあげてしまった。まったく女子かと呆れたのだがまあ葵だし仕方ないとおもったのでる。


代わりに作ったクロスをつけている勝頼だが…しくじった…ペアルックかとつっこんだのは秘密である。勝頼は父と違い女子のみ好きであるのでやれやれと思ったのであった。まさかな…

葵は男女どちらでも良い名前だが。まさかな…ハハハハハと笑う勝頼なのであった。


勝頼の護衛は上泉信綱がしていた為、たとえどんな刺客がこようとも容易には近づけない…


しかしそんな勝頼一行をよく思わない一派がいたことを勝頼は気づかなかった…


父晴信は多忙な為勝頼はまず武田典厩信繁と面会して色々なことを話したのだが、信繁は以前から勝頼の才能や将器に気づいて買っていて目の前の勝頼の成長とその才能に心底惚れ込んでしまった。


「こやつが後継ならばあるいは天下も…」


そして続いて会った名を春日改め高坂昌信、山本勘助、秋山虎繁も皆が勝頼に惚れてしまっていた。


そして少し離れた駿府のとある屋敷では1人の武士が勝頼の噂を聞き口元を緩めていた…「頼もしい限りよ…流石我が○○よ…」


父晴信とはあまり時間を取れなかったが勝頼は海津城に引き上げていった…晴信は密かにため息をついていた…晴信が何を思ったかはわからないが勝頼のずば抜けた非凡さには気づいている父であった…

アナウンサーのミトちゃんが美味しそうに食べ物食べるの大好きなんですが葵はそのイメージです。

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