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大崎玄蕃と名を変え生き延びた武田勝頼の末裔の咆哮  作者: 吉良山猫
第4章小田原城編
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織田信長のしたたかさ

いつも誤字脱字ありがとうございます。

武田勝頼達が越後国で動いていた際に、北近江では大変なことが起きていた。


浅井久政の嫡子である浅井長政が病により病死したのである。


その混乱に乗じ、岐阜城の織田信長は調略を使い国衆を切り崩した。


切り崩し工作の中心となった人物が木下藤吉郎と竹中半兵衛なので質が悪い。


潜入させていた弟小一郎からの情報提供を受け、悪知恵が働く2人が暗躍したのだ。


また、武田家からの攻撃がないと判断した今川家の援軍の効果もあり、朝倉氏が動く前に浅井氏は滅んでしまったのである。


六角家も、浅井家と関係がある訳ではないが、国境に防衛の為に展開していた兵が、織田軍、今川軍に攻撃してしまった為、遺恨というか攻められる口実を与えてしまった。


実際のところ武田勝頼は、今の時点で領内の整備や関東平定が第一の為、今川義元や織田信長とすぐにやり合うつもりはないし余力もないのだが、織田信長は上杉輝虎や武田信玄に貢物を色々理由をつけて贈り続けている為、今川義元はともかく織田信長とはやり合う理由が両名から薄れている。


嫡男の虎千代が産まれた際の祝いの品の豪華さは織田信長が1番であった。


上杉輝虎がどう思っているかは知らないが、嫡男誕生の際にここまで祝いの品を贈られては流石の勝頼も人の親として手を出しづらいのである。


その隙をついて織田信長は浅井氏を滅ぼしてしまったのだから、やはり信長は天才だとしか思えない。


転生した豊臣秀吉…そう木下藤吉郎も色々と企み暗躍をしているが、やはり織田信長は天才なのである。


武田勝頼に対しては勝頼が唯一収集したいと思う名刀をどう手に入れたのかわからぬが贈ってくる。


そしてとどめの一撃は、風魔葵に、珍しい美味い食料や美しい布等を贈ってくる。


葵は俺に、「しばらく織田信長は攻めないで下さいね」と言う始末だ。


しかも憎いのは色のチョイスである。白や黒は誰でも似合うのだが、信長は葵に似合いそうな橙や黄色やピンク、水色や紫色などを贈ってくる。


葵にはどれを着ても似合いそうな為、俺は葵に「勝頼様はどれが私に1番似合うと思いますか?」と言われると困ってしまうのだ。


おのれぃ信長め!まあ俺は本当は1番似合うと思うのはさくらんぼ色だと思っているのでまだまだ甘いなとは思うのだが…


その理由はその美しい白い肌が映えるからである。


かと言ってそれは勿体ないから他の者には見せず教えず独り占めしたいと思う勝頼なのであった。

今日は山形県で上杉謙信公の関連の場所を全て周り拝んできました。山形県良いところだなと好きになりました。願わくは旬の時にさくらんぼ腹一杯食べてみたいです。

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