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大崎玄蕃と名を変え生き延びた武田勝頼の末裔の咆哮  作者: 吉良山猫
第4章小田原城編
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もう1人の転生者

転生者を新たに出すのはこれが最後です。

武田勝頼は上方での様々な要件を済まし小田原城へ帰還していた。しかし年月は永禄4年となっていた。


帰還が遅れた理由として、勝頼の我儘である武将を味方に引き入れたことが原因であった。


若年だが、その武将を手に入れる為、極力殺さずに制圧して一族郎党を自らの配下にしたのである。


その名は九鬼嘉隆。海外を目指す勝頼にとってどうしても欲しい人材であった為、時間をかけてなるべく配下を殺さずに味方につけたのである。


九鬼嘉隆には蒸気船旗艦武蔵ができた際には艦長を命じる予定であり、その為になりふり構わず時間をかけたのだ。



そしてここは尾張国…この物語で唯一の武田勝頼以外の転生者がいた。


それは木下藤吉郎と言う小物であるが…彼の中身は転生者だった。


木下藤吉郎の中身は史実で天下を治めた太閤豊臣秀吉である。


朝鮮出兵中に病死した豊臣秀吉が、その記憶と共に少し遡るが永禄3年に転生したのであった。


秀吉は混乱したが…狂喜した!彼にはチート能力はないが、歴史は全て知っている。


天下人になったことにより、多少歴史は変わろうとも、大名家や地形、家臣、城など全てを把握していた。


秀吉は全てを手に入れたかに思えたが、関白になり、太閤になっても手に入れることが出来ず、一生求めても手に入らない物があった。


その為には死んでもいいと思っていた。日の本の全てを手に入れた男の後悔、未練がこの転生を可能にしたのであろう。


秀吉の望みは明国の征服でも朝鮮の制圧でもなかった…そう…ただ1人織田市を愛していたのだ…だから秀吉は誓った。


お市様を娶る為には何でもやると…そう鬼にも悪魔にもなると…


こうしてかつての史実の天下人豊臣秀吉はお市の方を手に入れる為に暗躍を開始するのである。


一度天下統一をした彼にとって…お市様以上のものはなかったのだから…



今後秀吉視点の物語も書いていきます。

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