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大崎玄蕃と名を変え生き延びた武田勝頼の末裔の咆哮  作者: 吉良山猫
第4章小田原城編
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閑話

網丸達が海津城にいる頃に遡ったお話です。

私の名前は網丸。仔犬の頃から葵ちゃんといつも一緒よ。


私がいくら毛深いからって女の子なのに、みんなは私を女の子扱いしてくれないのはどういうこと?


こんなにお目々が大きくぱっちりしていて可愛らしい乙女なのに酷すぎるわ。


そもそもこの名前がださいから悪いのよね。葵ちゃんてばネーミングセンスのかけらもありもしないわ。


せめてあみ子だったらば、きっともっとチヤホヤされたはずよ。


そして私は凄いのよ。だって忍犬よ。わかるかしらこの凄さを。


武器も鉤爪が使えるし、時々二足歩行をして葵ちゃんとポージングや踊りだって踊れちゃうのよ。


しかし、盗賊に襲われたのを武田勝頼様に助けられたあと葵ちゃんたら暫く男の子と勘違いされていたのだから笑っちゃうわ。


私は現在進行形だけど…遠い目


しかもあの武田勝頼様の家来の馬場信春って殿方は、全身筋肉むきむきで中々いい男で私好みなんだけど…


時々。私のことをいやらしい目で見てるのよね…やっぱり殿方ってみんな獣なのかしら?キャッ


まあ私は犬だけにもともと獣だったわ…テヘペロ


まあ私くらいにフェロモンを撒き散らしていたら仕方ないことなのはわかるわ。


そう言えば、葵ちゃんてば最近、夜になると武田勝頼様の布団に潜り込んでいるのよね…


奥手だと思っていたのに中々やるじゃないの、葵ちゃんてば。


私も負けてられないわ。馬場信春様のお布団に潜り込んじゃうんだから。


キャッ、言っちゃた。ポッ


信春様、待っていてね。今貴方のあみがお側に参ります。


どっどっどっどっど…


ギャー!その夜、海津城の馬場信春の屋敷から悲鳴が聞こえたとか聞こえないとか…



この話は時々続くとか続かないとか…

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