第一話 I
段落とか全然つけてないので読みずらいです
中学生時代好きな人がいた
その人の名前は...まぁ、何でもいいか
その人の名前なんてもうどうでもいいことだ
なぜならそれは過去の話だから
外には星がきれいに見えている
~六年前~
好きな人ができた
その人の名前はかぐらさん
彼女は勉強ができるというわけでも、運動ができるというわけどもない
でもいつも元気で明るくて、なにより可愛かった。
僕はかぐらさんと付き合うために、クラスで結構モテる方の友達ゆうじに相談した
ゆうじいわく、僕のオタク趣味と身だしなみへの気の使わなさがいけないのではと言ってきた。
趣味を捨てるのはとてつもなく嫌だったけど僕はそれからラノベではなく、ファッション誌を読むようになった。
それから数か月後
ゆうじはいつまでたっても告白しない僕を見かねたのか僕の誕生日である明日告白するように言ってきた。
正直、僕には自信がなかった。
今までオタク全開でモテない男代表みたいなこの僕がかぐらさんと付き合えるわけがないと思っていた。
だけどゆうじはそんな僕に
「今まで必死に頑張ってきたお前なら大丈夫だ。もしフられたらお前をモテる男に育てられなかった俺のせいだ」
と言ってくれた
そんなゆうじの言葉に説得され僕はかぐらさんに告白をしようと心に決めた
天気は曇りだった
~次の日の放課後~
かぐらさんと僕しかいない教室
告白は一瞬だった。返事が返ってくるまでの時間は一時間にも、二時間にも感じた
かぐらさんの返答はOKだった
僕はただ茫然としていた。実感がわかなかった。
そんな僕を見て君は
「これからよろしくね、彼氏君」
と言って君は笑った
その笑顔はたいようのようにまぶしかった
雪が降る中二人で一つの傘の中に入って帰った
...この時が永遠に続けばいいのに
それから僕達はデートを何回もして学校中で有名になるくらい仲の良いカップルになっていた。
このままこの子と結婚して、この子と子供を育てて、年を取って死んでいくんだろう
と思っていた。
この時すでに幸せな時間は終わっていた。
いつもはかぐらちゃんと家に帰っていたのだけど、今日は補修があるから先に帰ってと言われた。
下校中僕は筆箱を机の中に忘れたことに気づいて学校に戻った
教室まで行くと誰かの話し声が聞こえる
ゆうじとかぐらちゃんの声だった
盗み聞きするつもりではなかったのだけど二人がどんな話をしているのか気になって隠れていた
「まさかあいつ本当に告白するとは思わなかったぜ」
「ほんとねあの時の顔はほんとに可愛かったわ」
どうやら僕の話をしているらしい
可愛いだなんて照れちゃうな
「急にかぐらに告白したいからモテる方法を教えてくれなんて言われたときはビビったぜ」
「そんなこと言ってたの!?全然変わってないように見るんだけど」
「それはお前があいつに興味がなかったからだろ」
「それは言えてるわw」
「で、あいつはまだ気づいてないのか」
「ええ気づいてないわ。私の演技が完璧なのね」
演技?なんのことだ?
「まさかあいつもかぐらが付き合ってるのが演技とは思わないよな」
今までのことが全部嘘?
そんなことって...
明日だってデートの約束があるのに?
それも演技?
僕は吹雪の中傘もささずに走っていた必死に走っていた
頭の中で彼らの笑い声が響いてた
その日はよく眠れなかった
~数日後~
かぐらちゃんに放課後教室に呼び出された
いろんなことがあって忘れていたけど今日は僕の誕生日で付き合い始めた日だった
かぐらちゃんから呼び出すなんてあの日とは真逆だな
教室には誰もいなく、そこにはプロジェクターとパソコンがあった
パソコンにはこの動画を再生するようにと書いてあった
書いてある通り動画を再生してみる
そこにはゆうじとかぐらちゃんが映っていた
動画には誕生日を祝ってくれる二人の姿があった
そのあと二人がキスをしていた
動画の中でゆうじは音楽室に来いと言っていた
僕は言われるがまま音楽室に走った
かぐらちゃんが僕以外のクラスの男連中とやっていた
それから何があってどうやって帰ったかは覚えていない
この日から人を信用できなくなって家から出られなくなった
~数週間後~
ニュースがやっていた今日は中学生が一人電車に飛び込んで自殺したらしい。
最近、中学生がよく死ぬ。
大半が自殺らしい
俺はざまあみろと思っていた
なぜならその中学生は俺のクラスの人間なのだから
ニュースによると自殺する前日に同じ行動をとっていたらしい
狂ったように発狂した後、ごめんなさいと言い、就寝
そして次の日自殺していったらしい
その中でも一番スカッとしたのがゆうじの死にざまだ
あいつだけは死ぬところを映像で残していた
自分で体をひっかき血が出たと思ったら自分の体に硫酸をかけて苦しんだ後
残った意識で自分の頭に釘を指して死んだ
どうやってこのDVDを送ってきたのかは不思議だったがあまり気にしなかった
このDVDの題名は
「 I 」
だった
最近家の前に女がいる
やつも俺をだまそうとしているのだろうか
最後までお読みいただきありがとうございます。
この話は私が見た夢をできるだけそのまま物語にしているためかなり読みずらかったと思います。
本当に申し訳ありません
気が向けばこの続きを書こうと思います