決闘3
戦闘が始まった。
鈴の音とともに俺は全力で突っ込んだ。
そこから、自分の背中にある剣で一気にたたみかける。
しかし、千秋とかいう奴もかなりのやり手だった。
剣を振るが、手に硬化のエンチャントをつけてガードする。
魔法科なのに結構やるな。(魔法科は一般では近接戦が苦手)
さすがに喧嘩を売ってくることだけある。
こちらも硬化のエンチャントで応対するが、魔法科だけあって、硬化の魔法も強力だ。
加えて、こちらはあまり魔法が得意じゃない
俺は小さな声で
「不利だな」
といい、剣を投げ捨てた。
そして、蹴りやら拳に硬化のエンチャントをし、シフトチェンジする。
蹴りやら拳は剣の重さがない分圧倒的に早い。
ようやく優勢になったと思いきや、今度は千秋が仕掛けてきた。
千秋が手を軽く上に振るう。
それだけで地面から炎が噴き出した。(魔法名:炎柱)
腕動きから、攻撃を予想し回避するが距離がでてしまった。
これでは、魔法の方が圧倒的有利になってしまう。
千秋はこれをスキだと思い、連続の炎柱をうってくる。
このままだとやばいと考えた行動は、躱しながらさっき捨てた剣を拾い相手へと突っ込む。
千秋は、そんな俺へと手を向け
「炎よ焼き散らせ」
短い詠唱ともに、その手から炎が噴き出す。(魔法名:ファイアーストーム)
俺は、剣を振りかぶり応対する。
しかし、生身の剣では剣が溶け、直撃してしまう。
よって俺がするのは、剣に水属性と硬化の魔法をエンチャントし、少し力を込めて大振りで振る。
すると、剣圧と水が真っ直ぐとファイアーストームと直撃、相殺し水が蒸発し視界を奪う。(魔法名:スラッシュショット+水エンチャント)
この一瞬を俺は見逃さず、急接し首に剣を突きつけ勝利宣言をする。
「俺の勝ちだ」
こうして、決闘は終了したのであった。
魔法の解説です
基本的に詠唱が必要ですが、腕をあげると詠唱
を短くしたり無くしたりもできます。千秋君は
それなりに優秀な感じです。はるなら、8割の魔
法を無詠唱にできます。
また、絶対魔法量と魔法量というものがありま
す。絶対魔法量はその本人の潜在的な魔法量で、
ただの魔法量は魔法に使われる強さを指します
ここからはそれぞれの魔法の解説です。ちなみ
に、こうは絶対魔法量がかなり低めです。な
で、剣を持っていても千秋君のエンチャントを
突破できませんでした。
炎柱:地面から炎を出す魔法、座標指定の難易度
は高いが、頑張れば誰でもできるほど魔法
量も少なく済む魔法
ファイアーストーム:炎柱と違い、それなりの魔
法量を使うが、基本的に手か
ら直接出すので、座標指定は
楽。こちらは、才能があれば
誰でもできます
スラッシュショット:簡単に言うと、剣圧を飛ばす
魔法。威力は、魔法量(エンチ
ャント含む)と筋力の使用加減
によって変わる
よりあえず、こんな感じです。また、出てきたら、解説します。次回もよろしくお願いします