決闘2
体育館までの道中はなんともいえない雰囲気だった。
千秋とかいう奴は睨んでくるし、はるは何やってんだと言いたそうな目で見てくるし、それらを俺は無視しながら向かった。
体育館につくと、俺ははるに
「準備頼んでいいか?」
と言うと、はるは頷き走っていった。まだ、少し怒ってるっぽいが、まあ大丈夫だろ
そこからは無言の準備運動が続いていた
と、その空間を割るように千秋が話しかけて来た。
「おまえは、はるちゃんのことどう思ってんだ?
突然だったが、これも聞くことが多いので
「ただの幼馴染」
と言うと、正直に安心した表情で
「そうか」
とだけ言った。
これを聞くということは、おそらく千秋ははるが好きなんだろうと思った。まあ、俺が邪魔に見えるよな。
そうこうしてるうちにはるの
「準備できたよ」
と遠くから声が聞こえ来た。
「千秋だっけ?すぐに始めるか?」
「ああ」
とだけ短い返事をしたので、俺ははるに向かって手で丸を描き返事をした。
そうすると、大きな半円状の防護壁がはられた。
半径は15mほどの小さな半円である。
この大学では、実践に近い戦闘の訓練をするときは、このようなフィールドがはられる。
「ルールの確認だけしておきましょう。めんどくさいんで相手を死に追いやる攻撃以外はありで、相手をギブアップまたは気絶で勝利にしましょうか」
「了解だ」
「それじゃあ、早速はじめましょうか!」
はるが鳴らした鈴の音が大きく響いた
少し設定とか見直すので、更新が開くと思います