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無駄な人生にお別れを  作者: 仲村むおん
1/4

一、現状の確認

よろしくお願いします

あるとき一人の少年は思った。「もう死にたい」どんな人でも一度は考えることがあることではないだろか?辛いとき悲しいときふとした瞬間に思ってしまうこと。「現実世界からの離脱」だが、結局立ち直り、皆日常を再開する。少年がこの考えに至ったのは非常にしょうもないことだった。「また、負けた...」何度も言う。「やめられない...」思う。スポーツや対戦格闘ゲームでならたいした根性だと賞賛に値する話だが。少年が負けていたのはパチンコ・パチスロ。依存症というだけならまだ軽い。その軍資金の出所が問題なため少年は思った。「死にたい」と。

少年の名は鷲見輝。(わしみ ひかる)一人暮らしの私立大学2回生。大学には週に2回行けば知り合いが口を開け指を刺さしてくる。バイトはしていない。していたが面倒臭くてやめた。そんな輝の生命線は親からの仕送りと奨学金。毎月送金されてくるお金を溶かし、親にバレないようにもっともな言い訳を繰り返す毎日。結局バレても反省したフリをしてその2日後には同じことを繰り返す。そのお金が借金とも理解せずにやり続けもう戻れないところまで来てしまった。総額50万円超。仕事をしていればまだ、許容範囲内と思えなくもないが大学生の彼には深刻な問題であった。「やばい...」気づく。「本当にやばい...」後悔だけがつのる。慰めに見ていたアニメや漫画も現実との違いに絶望するだけになって来た。見返した自分の愚かさが今の自分さえも蝕んでいく。バレるかどうかビクビクしながらスマホを開く、常に嘘を考えながら過ごしている自分を見たとき「死にたい」と思ってしまった。

これからは未定の見切り発車

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