No001 魔法
初めての連載です。中学2年生のオタク女子です。この作品は以前から妄想していたものです。ふつーな感じなはなしなので期待しないでください。あと筆力ないので意味不明な描写もあります。勉強などがあるのでなかなか最新できませんかもしれないです。遅れるとだけ。1話は短くなりそうなので気軽に読む形になりそうです。
魔法の名門リジュワリー家に7人目の息子が生まれた。その子には神に匹敵するほどの魔力が宿った。が、その小さな体にその体が耐えられないことを、そしていずれ闇落ちするだろうということが分かったため7人目の息子をリジュワリー家夫妻は町はずれの教会に捨てた。それが彼の生い立ちであり、始まりでもあった。
これは後に魔法国イグニアルを支配し、感服させる一人の知恵と力を持った魔法使いの少年の話。
第一章
ここはイグニアル大陸。世界の半分以上を占める大陸にして最大の国。この国には古代から魔法という力があった。人々はこの国を魔法国とも呼ぶ。魔法は永遠にあるものではなく魔力次第である。魔力、別名リーアルはある程度の知識と才能を持つ生体に宿る。この国ではその量、その素質により地位が決まるため格差社会が激しい。いわゆる夢見る土地には裏がある、だ。
この話はくそ汚いゴミだめの町から始まる。さて始まるとともにこう書きだすとしよう。
「こんな世界があるなら君はどうしますか?」と。
ゴミだめの町クーヴォリアス。イグニアル国のありとあらゆるゴミはここに流れる。金のないこの町の住民はこのゴミだめから必要といったものを取り息苦しい空気の中暮らしている。その中に一人、恐ろしく運のいい娘がいる。彼女の名は・・・
「ク!ラ!ン!クランよ!クラン・レーヴァスって知らない?」
「もちろん知って、し、知ってますう!!強運のクランの姉貴・・・ですよね。」
「お前みたいなくそ盗賊に姉貴って呼ばれる筋合いないっつーの!早く金出しな。あるんだろう、さあ。」
「あり、ありま、ありません・・・」ぶるぶる震える盗賊はいま・・
「じゃあジャンプしてみな。金あるならチヤリンってなるだろ?」
「ひっ!」例の強運の少女にカツアゲをされている。
彼女の名はクラン・レーヴァス・D・ライナー。この辺りでは有名な超が付くほどの不良少女。見た目は金髪と茶色い瞳を持つ美少女。このゴミだめの町で弟と一緒に暮らしている。いつもたまたま落ちた万単位の金やそこらへんに落ちている金や銀を運よく見つけて生活している。周囲からは以上なまでの運少女と呼ばれている。
「姉さん、簡便してくれよ。」
「いいから、はいせーの!!」盗賊はジャンプ!!アンド、チヤリン!!
「ほら、あんじゃねえか。ほら、出せ。」
「お願いです、この金はやっと見つけた金貨なんです。妹が病気で・・やっと見つけた可能性がこれなんですわ・・」
泣き顔で盗賊がせがると彼女は
「はあ?それはここに住むやつらの言葉か?度胸を持て!度胸を!!」
クランは盗賊から金貨を奪うと立ち去って行った。
「お願いだ・・・金がいるんだ・・・」
立ちすくむ盗賊にひとりの少年が現れた。きれいな黒髪と蒼い大きな瞳を持つ13歳ぐらいの小柄な少年だ。
「これ、あげようか?」
少年は盗賊に金貨を5枚差し出した。さっきの金貨の25倍の金だった。そういえばこの少年の服、この辺りでは珍しくきれいなローブだなあ、と盗賊は見上げた。
「いいのかい?すごい金だぞ?ほんとにいいのか?」
「うん。あげるから、もういいよ。そんな金。」
盗賊は喜んで少年に涙ながら何度も感謝した。
「ありがとう、ありがとう・・そうだ!お礼は?」
「いいよ、そんなの。」
「名前は?優しい坊や。」
「名前?ないよ」
盗賊は驚いたがここら辺の子供では珍しいことではなかったのですぐに解釈した。
「金はいいけど、さっきの姉さんだれ?どこに住んでるの?」
「ああ、彼女はクランていう最低の女だよ。ここからまっすぐ行けば彼女の縄張り。縄張りの真ん中の家だと思うよ。」
「ふーん、じゃあね。」
「お、おう。ありがとな!!」
盗賊は何度も手を振った。感謝の一言だった。
そこはゴミで作ったテントみたいなとこだった。蒼い目の少年はそこに足を踏み入れた。
「あのお、クランていう最低の女さん?いますか?」
「だれが最低な女だ?」
クランはすぐに出てきた。そこには蒼い目の美少年がいた。
「あれ?ボーやだれ?迷子?」
「クランていう最低の女さんですね。僕は名無しです。」
「ガキが・・・・調子に乗るんじゃねえよ。」
クランは少年に右ストレートをかまそうと拳を握り構える。右こぶしは動きゆっくりと少年に近づく。スピードも増していきいよいよ殴るというときに
「やめてよ!!姉ちゃん!」
「ルーン!!」
そこにはクランとよく似た金髪の髪にクランより濁った茶色の瞳の8歳くらいの少年。が、
「ゴホ、ゴホ、ゴホゴホゴホ!!・・・」
そこに座り込みせき込んでしまう。
「ほら、言わんこっちゃない。ちゃんと寝ていなさいよ。」
さっきのクランとはまるで別人だった。ルーンと呼ばれた少年を寝かせた後クランは蒼い目の少年の元へ行った。
「ボーや、さっさと帰りなさい。ここは、私たちの・・・」
言葉を切って蒼い目の少年は
「家?これが?ただのゴミの塊じゃないか。」
「うるさいわね!!これでも精一杯生きてんの!!」
クランは怒りを丸出しにした。
「もうすぐ弟君は死ぬね。これは受け止めないとならない。」
クランは顔をしかめた。
「あんたなんかに言われたくないわよ!!」
「一つだけ、弟を守る方法があるよ。」
「な、なに?何なの?」
声のトーンを変え少年の顔に自分の顔を近づけさせる。
「僕についてくるんだ。弟さんとね。君は自分が気づいていないだけでかなりのリーアルを持ってる。その力を開花させれば弟さんを治せるかも。君は治癒魔法の系統だから。」
「でたらめ言わないで!!こんなガキに一瞬でも信じた私がばかだったわ。」
「あと3か月。弟さんの寿命長くてもね。君だって気が付いてるだろ、時間がないことを。」
クランは悔しそうな顔をした。蒼の目の少年は続ける。
「可能性に賭けるか、このまま死かどっちかを選ぶといい。」
上から目線の少年にイラつくもクランは決意した。
「分ったわ。よろしくね名無し君。」
「いい結論だな。」
いずれ話題になるこのクランと名無し。これはほんの始まりに過ぎない。
おお・・・自分の限界をしった。ナニこの文面・・意味不明になりました。かなり短いですが次から気を付きます。最新は遅くなりそうです。