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悲しき未来と希望の未来  作者: 花林
第一部:序
1/1

紹介&プロローグ

 最初は非現実的な出来事だった

 

 いきなり、人がたくさんいなくなって私達の街では自分が知る限りでは6人しかいなかった


 もしかすると他にどこか人はいるかもしれない、でもいきなりすぎる

 たった一晩いや10時間程度で人がいなくなるのか

 私は最初は夢だと思った

 

 でも、今私達の目には紛れもなくその事実が残っている 街は荒らされていない まるで夜の街をさらに人をいなくした感じだ

 平日の昼だけども異様すぎる

 これは一体何が起きたのか

 

 これは非現実的な出来事だ、常に私達の生活にも非現実的な出来事は起きているかもしれないがここまでの非現実的な出来事は起きたことない

 これから私達はどうなるのだろうか

 今までの日常生活や私達の高校生活はどうなるのだろうか もう元には戻らないのか なんて弱音を吐くと

 一人の人が


「なら、黒幕探しちゃえばいいじゃん!そうすれば全て解決!はいこれ決まりね!」

 

 なんて言うから、みんな14人しかいないけど賛成した

 という訳で、私達は黒幕を探しに長いかもしれない旅に出ました




〜一時間後〜

「あんな感じに軽いノリで黒幕を探そう、なんて怜奈れいなが言うから街に来てみたけど人いないからなんの情報がないじゃん!!」

 元は言えば怜奈れいなの最初の一言があれだ

 せっかくの美人のロング美人が本当にもったいない、これこそ残念な美人だ

 まったく!!

 私が井戸を調べながら呆れていると、肝心の怜奈は軽そうに笑い出した


「いやー、そうじゃないとみんななにもしないじゃない!だから問題ナッシングだよ!」

「あ、その井戸 俺が調べる」

「え、スルーされた!!」


 スルーされた人は置いといて、私は横に放り出されました

 今私の代わりに井戸を調べてる人は悠乃ゆうの、ちょっと珍しい銀の髪色に時々白衣を着ていて、無口か無愛想なのか分からないけど、何を考えているか分からない人ですが、頭が良くて学者の称号やらなんやら持ってます

 これも非現実的の一つにしておこう


「あのさ、ずっと聞きたかったけど何故井戸を調べているんだ?」

 

 この人は羅喜らき 特にこれと言った特徴はないんだけども

剣道で上位に入っているのでよく不審者にあうと自前の木刀で退治している、これもある意味非現実的だね


「ここから毒物の反応したから調べてる、それだけだ」

 

悠乃も相変わらず無愛想だ 少しは愛想良くしたらモテるのに、いや元からモテた気がした

 というか、井戸から毒物?よく見た目だけで分かったよね す、すごい


「毒物?もしもそれ飲んじゃうと死んじゃうとかなの?」

 

 この女の子をらしい口調をしていて小柄で髪が黒くて艶のある子が愛菜あいな名前からして女の子みたいだよね

 たしかに毒物って腹痛のものと死に至る毒もあるんだっけ?あんまり薬物に詳しくないから私にはわからないや


「いや、この井戸の水に含まれている毒はそこまで強くない……だが、この毒物は明らかに人為的に入れられている なんの為なのかはさすがに俺にはわからないが」

「悠乃にも分からないことがあるんだ、意外」


 悠乃にも分からないことがあることに意外だったのでつい私の口が勝手に動いてしまった


「……当たり前だ、人の心理は専門的に扱っていないから全てが全て分かるわけではない」


 扱ってないという問題で済むんだ


「まぁまぁ、とにかくそんな難しい話は後にしてさ、はやく黒幕を探しに行こうよ!私思うんだよね 逃げるとしたら潜水艦で逃げるんじゃないかなって!」


 お、いきなり怜奈のご登場 また私横に投げ出されたよ そんなに横に投げ出されるといつか私が横にいきすぎて地球を離れるかもよ……いや、もちろん冗談だよ

 なんて一人で寂しく自問自答していると横から羅喜らきも私を横に放り出した

 なんて酷いやつ!!


「というか、怜奈 どうしてそんなに憶測を考えるんだ?」

「だってその方が楽しいじゃない!こういうことはしんみりとした雰囲気じゃあ解決しないのよ!それに!!まだ私達6人は知り合って間も無いから親睦会的なやつだよ!」


 楽しいという問題だったんだ……まぁ、たしかにその方が士気が上がるかもしれないしってそれだけならまだいいけど、親睦会ってなにさ!状況的に合わない!


「……たしかに暗いままでは黒幕を暴く前に俺たちの精神がもたなくなるかもしれないが……だけどな、あんまり緊張感のないのもどうかと思う」


 さ、さすが悠乃……最初の時から思ってたけど物事をズバズバ言えるよね

 こればかりには怜奈も笑顔のままで固まってしまった、怜奈も固まることもあることに私はある意味固まってしまった


「で、でもさ!!悠乃、緊張感持ちすぎて精神壊す人だっているんだよ!それならこうやって明るいほうがいいじゃない!」 

「それだけならまだいいさ、俺はただ万が一の事を言っただけだ……それをガキみたいにウダウダ言うな」

「まぁまぁ、それぐらいにしときなよ?それにあなたたちのその言い争いだけでこちらの精神がある意味崩壊するかもね、冗談だけどね」


 さすがにこれは止めたほうがいいかと思って私が見事に止めました。下手したら横にまた投げ出されてたかもしれなかったけど大丈夫でした!もちろん冗談付きで

 悠乃は大人しくなりましたが、肝心の怜奈は私の背中にくっついてきて「りんカッコイイ!」なんて言うから頭を叩いてあげた。

 ちなみに凛という名前は私ですね、紹介遅れてごめんなさい


「とりあえず、怜奈の言ったように海に言ってみないか?」


 口調が羅喜らきと似てるけど、この人は闇夜やみや常識人で射的がとにかくやばい 命中率が100%ぐらい。あとこの人は俗に言う中和?中性?とにかく女の子と男の子を半々で割ったような見た目なのでよく男の人にも告白されますね、はい。


「そうだよ!!はやく行こう!ほらほら」


 あーあ、怜奈が勝手に行動してしまったよ。いつものことだからいいけど とりあえず全員紹介したからこれで次に行ってもいいはず。 ちなみに今私は日記を書いているのです。いま起こっている出来事をメモして後先もしかすると役にたつかもしれないからね

 そうこうしているうちにみんなも動き出したから私も動こう

 ふと前を見ると白い白衣が見えたってことは悠乃だ……え、なぜ私の前にいるの?


「……はやくしろって怜奈が言っている、さっさと来い……じゃないとまた俺がウダウダ言われる」

「はいはい、怜奈に言っといて 人をこき使わないって」

「自分で言え」


 ……ですよね。わかってました

 とりあえず怜奈に今の言葉を言うために歩いた

 この先なにがあるのかわからないけど、きっと今みたいには楽しくはできない気がする。でも仲間がいるから大丈夫だと信じる。

 さて怜奈の背中が見えてきたので、叩きにいってきます!






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