ファーストプロローグ 悪夢 ーナイトメアー
いっぺん書いてみたかったんですよねー、こーゆーの。
そこは辺り一面、血と死体で溢れていた。
全身をバラバラに切断された物、身体が半分しか無い物、全身から大量の血が流れ出てる物、全ての関節があらぬ方向に曲がりくねった物、肉の塊と化した物…。
どの死体も、苦悶の表情を浮かべていた。
その上で、小さな少年が、恐怖で身体を震わせながら、立ち尽くしていた。
そんな少年の事を、一人の、紅い眼の男が見つめていた。男は右手に、ブロンドの髪の女を抱えていた。女は全身を鎖のような物で縛られていた。
「ア…、アナ…」
女は苦しそうな声で、少年の名前を呼んだ。
アナと呼ばれた少年が、ママ、と小さく呟いく。ビー玉のように美しく、蒼い瞳から、大粒の涙が零れ落ちた。
それを見て男はほくそ笑んだ。
男は少年に向かって腕を伸ばした。広げた掌に、紫色の光が集まっていく。
「死ね、クソガキ…!」
そう言った瞬間、男の掌から紫色の光線が放たれた。
少年は逃げようとしたが、身体が言うことを聞かない。
「うっ、うわぁぁぁあああっ!!」
紫色の光が、少年を包み込んだ。
「うわぁああっ!」
彼はベットから跳ね起きた。
息が上がり、服が汗でびっしょり濡れていた。
「…はぁ、夢か…」
彼はホッと胸を撫で下ろした。
周りを見ると、血溜まりや人間の肉の破片も無い、いつもの自分の部屋だった。
「3時半か…。明日は早いのに…」
彼は時計を見てそう呟いた。
彼はベットから降り、汗で濡れた服を着替え、またベットに潜り込み、眠りに落ちた。
輝く月が彼のベッドに立て掛けていた二本の刀を照らし、刀は妖しく光り出した。
始まりました!Armageddon!!
時々思いつき等で変更したりするとおもいますが、
どうか温かい眼で見守ってください!