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雑文ラノベ「朝起きたらカレーアイスになっていた・・」

掲載日:2025/11/06

多分この作品がこの企画の『トリ』だっ!いぇ~いっ!

と思ったら3分差で負けたよ・・。

とは言え、みなさんお疲れ様でしたっ!

イマイチよく判らない作品ですみません・・。

さて、まずは『カレーアイス』の説明から始めなければなるまい。

で、カレーアイスとはその昔、カナダの北極圏に住むイヌイットたちが北部連合寒冷化対策会議に出席した際、蝦夷地から来たアイヌの人々から作り方を教わったカレーというシチューが大層美味しかったので自分たちも作ってみた事から始まる。

その際、アイヌの民は「カレーは一晩寝かせると更に美味しくなるのだ。」と言われ、イヌイットたちはそれを実践した。


だが、イヌイットたちが暮らす場所は蝦夷地よりもはるかに寒冷な土地だ。しかも折りしも季節は真冬だった。

なので翌日の朝、イヌイットたちが目覚めるとカレーは鍋の中でカチカコチンに凍っていたのである。


まぁ、普通ならばここで鍋を火にかけ温め直すのだろうが、イヌイットの人たちは純朴だったので「これが一晩寝かせて更に美味しくなったカレーの姿なのかっ!」と、カレーの変化に何の疑問も抱かなかったのである。

しかしここで奇蹟が起こったっ!そう、本来カレーに投入する肉は牛か豚、もしくはチキンなのだが、北極圏ではそれらの肉は貴重品であり滅多に手に入らない。


なので彼らは彼らの常食であるアザラシの肉を使ったのだが、アザラシの脂肪は酷極の地に対応して僅かな熱源でも溶けたのでその凍ったカレーを細かく砕いて口に含むと、溶け出したアザラシの脂肪がカレールートと絶妙なハーモニーをかもし出したのだ。


そしてその美味しさはたちまち評判となり世界中のグルメたちを虜にした。

しかしアザラシの国際的に捕獲制限がかけられている動物である。完全な保護の対象ではないがその捕獲には各国が定めた許認可が必要だった。

この事が、カレーアイスの人気を更にヒートアップさせた。つまり需要と供給量に大きな隔たりがあり、多くの人々は望んでもカレーアイスを口にする事ができなかったのである。


だが、人とは手に入らないモノほど欲しがるらしい。なので密漁が多発しアザラシの数が激減した。

なので結局アザラシの捕獲は全面禁止となり、そのとばっちりを受けたイヌイットの人たちには牛と豚の肉が無償で提供される事になったのだが、これはこれで一部のクレーマーたちが贔屓だと騒いだ。


しかしイヌイットたちの食料は代替えが利いて事無きを得たのだが、人々のカレーアイスへの欲望の火は消えなかった。そこでとある料理研究家がアザラシの肉に代わってクジラの肉を試したところ、同程度の味を再現できたと公表してしまったのだ。

これにより、それまで捕鯨に反対していた人々までもがカレーアイス食べたさにクジラの捕鯨再開を声高に叫ぶようになった。


そう、カレーアイスの美味しさは人々から理性を奪ってしまったのである。そして人々はとうとう行き着くところまで行ってしまった。

そう、なんと最終的に人々は『人肉』にまで手を出すようになったのであるっ!しかも一番持て囃されたのは生後1年未満の赤子たちであった。


あれから33年後。世界では33歳未満の人間の数は数万人しか残っていない。それらの子たちとて狂ってしまった人々の標的とならないように、隔離防御施設『パンドラ』に隠れ住んでおり表には出られない。

そう、人類は禁断のカレーアイスを食べた事により殆ど人肉を喰らうゾンビと化してしまったのだ。


これは人間同士で争い合う人々に幻滅した神が下したハルマゲドンなのだろうか?

しかしそれでもまだ希望はある。そう、『パンドラ』の箱には希望が残っているのだから。


何故ならば後3年もすれば地上には人間がいなくなる。そう、ゾンビ化した人々は互いに喰らい合うのでその数は減る一方なのだ。

その日が来るのを『パンドラ』にいる子供たちは鳩型ドローンを飛ばして状況を確認しつつ待っていた。

そしてある日、一台の鳩型ドローンが最後まで生きていたゾンビの骨を咥えて戻ってきた。


かくして世界は浄化された。しかしこの事を忘れないように生き残った人々はその後絶対にカレーを凍らせてはいけないという掟を守る事になったのだった。

なので今でもカレーにアザラシやクジラのお肉を入れてはいけないと言われているのである。


だが、長い年月の中では言い伝えも薄れてゆく。そして人口が回復し昔の繁栄を取り戻したかに見えた今、ひとりのアホな素人作家が食べきれずに残したカレーを冷蔵庫ではなく『冷凍庫』に保存してしまった。

しかもそのカレーには北海道で増え過ぎてしまい数量調整の為に狩猟され格安で放出されたアザラシの肉が入っていた。


そう、世界は輪廻するのである。そんな禁断のカレーアイスをその素人作家は翌日の朝、食べてしまうのだろうか?そしてそのあまりの美味さにネットにアップしてしまうのか?

うん、やりそうだな。だってアホだから。


でも安心していい。そのアホな素人作家は本当にアホだったので次の日の朝には冷凍庫にカレーを保存した事を忘れてしまい、その後、数年ぶりに冷蔵庫の大掃除をした時に発見したのだが、もう食べられないだろうと破棄したので事無きを得たのだ。


そう、世界はひとりの素人作家によって救われたのである。←いや、そもそもの原因はお前だろうがっ!


-お後がよろしいようで。-

駄目だ・・、書いている内に段々と話が暗くなっていったよ・・。なんで?

因みにカレーアイスになっていたのは『人』ではなく『カレー』自身というオチです。うん、なんのひねりもないな・・。


でも仮に人がカレーアイスになっていたって設定はかなり無理があるでしょう?そもそもカレーが人格を持つなんてコメディじゃんっ!

そんなのがまかり通ったらなんでもアリじゃんっ!


あっ、でも『剣になった』とかいうラノベがあったな。それに物語って人間以外とも意思疎通が出来る設定は普通にあるしな。

ならいいかっ!

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― 新着の感想 ―
★5をつけようとしたら受け付けてもらえませんでした。 ちなみにカレーはよく冷凍しますし豚肉が溶け込んでる時もありますが、アイスとして食べようと思ったことはありません。イヌイットさんたちの勘違いに脱帽…
輪廻を阻止するのは、「バカ」だった――
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