魔法使い 3
次の日、僕はいつも通り起きていつも通り学校に行き、いつも通り教室まで行く。そこまではよかった。教室に入った後、クラスの男子がなぜか僕を睨み、一人の男子生徒が僕の席に近づいてきて僕に舌うちした後
「無村。美女がお前を呼んでるぞ」
美女?え?誰?
僕に話しかけてきた男子生徒は廊下を指さすとそこには黒井さんが待っていた。
「く、黒井さん!?」
「無村。少し用事。こい」
僕は黒井さんに呼ばれて黒井さんのとこに行くとクラスの男子生徒はめっちゃ舌うちしてくる。君ら暇なのか?みんなして舌うちしてさ。
僕は黒井さんに言われて人のいない空き教室に入ると黒井さんがぶつぶつと小声で何かを言うと何か結界?的なものがはられた。あれ?今回は僕でもわかったな。
「簡易的な結界。結界をはれば一般人はこの教室に入れないし、私達の存在に気づかない。時間ないからこれ」
黒井さんは手のひらに何かをだすとそれは氷の結晶のようなものだった。
「これ常にポケットいれる。私の氷魔法少し入れてある。護身用」
護身用ってのはありがたいけど学校で僕襲われる可能性があるのは嫌だな。それにしても何でこんな急に僕を狙いだしたんだ?
「これも簡単に言っておく。何で急に無村を魔法使い達が襲うようになったか。強行派が動きだした。それだけ」
えぇー。それだけとか言われても。そんな簡単に言わないでほしいよ。
「いつ襲ってくるかもわからない。けど奴らも騒ぎは好きじゃない。だから人けが多くて明るい時には多分来ない。でも保険は必要。授業中私は動けないからそれ渡す」
黒井さんは僕にくれた氷の結晶を指さす。
「氷の結晶はとけないから安心して。それじゃ気をつけて。あなたが出た後私が結界とく」
黒井さんは僕に言った後、僕は渡された氷の結晶をポケットにいれて空き教室からでた。
空き教室から出た後真っ直ぐに教室に戻るとまたクラスの男子生徒からは睨みつけられ女子生徒がなぜか呆れていた。黒井さんってそんな有名だったのか。
僕は教室に戻り、いつも通りに授業が進んでいき、お昼になる。僕は一人でぼっち飯を食べようとすると一人の男子生徒が近づいてきた。なんだろう。また舌うちしにきたのか?
「無村くんだっけ?ちょっと話さないか?」
「は、はぁ。話さないかってどこかに埋めるとか?」
「あはは。面白いこと言うね無村くん。そんなことはしないさ。ま、俺が昼ごはん食べてる場所に行こうか」
僕に話しかけてきた男子生徒は僕に言った後僕は彼の後について行った。