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僕の狙われる理由

 僕と黒井さんが学校に入るとそこは前に廃墟の中に入った時と似たような感覚に襲われた。でも今回は黒井さんあいことば言ってないよね?

 学校の中に入ると冴子先輩は昨日と同じような部屋で座っていた。あれ?ここほんとに学校?


「やぁ。お疲れ様愛香、無村君」

「いえ。大したことはありません。ですが今回は孤高の魔法使いが来ました」


 黒井さんが冴子先輩に報告した後、冴子先輩は物事を考えるようなポーズをとる。冴子先輩やっぱりどんな姿でもよく似合うな。


「そろそろはなした方がいいかもね。君が狙われる理由」


 僕が狙われる理由知っているのか!?ぜひ教えてほしい!

 冴子先輩は一息ついた後、僕の胸部を指で指し


「無村君。君が狙われてる理由はね。君の心臓にあるの」


 僕の、心臓?どうして僕の心臓なんか。才能め何もない平凡な一般人の僕に魔法使いが期待するよう何かはないと思うけど。


「君の心臓はね。膨大な魔力をもっているんだ」


 ......え?僕の心臓に膨大な魔力?


「ど、ど、どいうこと?」

「驚いたでしょー。でもごく稀にいるらしいのよ。心臓に膨大な魔力をもつやつ。それで魔術協会はきみを早めに始末し、心臓を取り出して私達魔法使いの魔力の養分としてとっておくらしいの」


 養分って。扱いひどくね。


「僕の心臓が魔力の塊だなんて。母さんはそれを知ってるの?」

「知ってますよ。無村くんのお母様は優秀な魔女だったし。ただ無村君のお母さんももう流石に歳をとって魔法が衰えてきたから私を頼りにきたの。私は無村君のお母様にはかえしてもかえしきれない恩があるから」


 冴子先輩は僕に言った後座っていた席から立ち上がり僕に近づいてくる。


「本当は24時間見張っていたいけど私達にも生活があるし、無村くんにはあまりストレスも与えたくないの。プライベートって大事じゃない」


 プライベートは大事。よくわかる。ほんとに大事だからな。


「魔術協会が君を殺すと決めても私と愛香は君の味方よ。それだけは約束するわ」

「そ、それは助かります。一応黒井さんにはこれもらったんですけど」


 僕は黒井さんからもらった氷の結晶を見せると冴子先輩は少し驚き


「愛香。そこまでしてたの。知らなかったわ」

「念の為、です。私いつもいるかぎらない」

「確かにそうね。いずれ自衛のためのことも考えていたけどひとまずはそれでいいかしらね。学校に現れる一般人を襲う魔法使いについては私が調べておくからまた愛香は無村君を家まで護衛してあげて」


 冴子先輩は僕に言ったあと黒井さんがまた僕の腕を掴んで僕と黒井さんは入り口から出ると学校の入り口に戻っていた。

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