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倉持氏はラッキースケベでいつも金欠  作者: ものかろす
藤壺編
98/371

倉持がキャンプへ行く(BJ編③)

2枚のカードを配る。 その後、カードを引いて足すこともできる。 最終的にカードの合計が21点に一番近い人が勝ち。21点丁度は勝ち。 それを超えたらドボン。 ちなみに2~10はそのままの数。 J、Q、Kは10、Aは1でも11でもOK

罰ゲームはトランプを引いて、そこに書いてある指令をこなす。


参加者

倉持、白銀、青野、赤井、緑谷、筑紫、藤壺

青野(ここまでで、BJの数は私がトップの4回。次は倉持先輩が3回。緑谷さんと藤壺さんが2回で、他は1回… あと1回私がBJを取れば、トップはほぼ確実)


第8回戦 初手

倉持(5と3。 行くしかないな…)

白銀(10とJ… キープか)

青野(Kと3… うう…)

赤井(4と8… はあああ。 微妙~)

緑谷(6と5… やった…いけるかも)

筑紫(QとK 安全パターンだ)

藤壺(7と9 うーん。 微妙だなぁ)


第8回戦 二手目 結果

倉持 ドロー7、4 19 最下位 

白銀 キープ 20 セーフ

青野 ドローJ 22 ドボン

赤井 ドロー9 21 一位

緑谷 ドロー2、4、Q 22 ドボン

筑紫 キープ 20 セーフ

藤壺 ドロー5 21 一位


罰ゲーム 倉持赤井藤壺

倉持「ん。 ジョーカー? 『なんでも指令できる』カードですか」

青野「おお、大当たりです。 さあ、だれになんでも、指令できますよ。 ちなみに拒否する場合は3枚引いてもらいます」

倉持「えええ。 そんなルールですか?」

青野「はい、今決まりました」

倉持「そんなめちゃくちゃな」


『なんでも』それは男性にとって夢のような権利である。

しかし、それと同時に最も危険な権利でもある。

このなんでもを誤ると軽蔑されてしまう。

例えば、好感度が低い女性におっぱいを揉ませてとか、チン○ンを踏んでとか、顔面に乗せてほしいとか、隠語を言ってほしいとか、そんなことを言おうものなら途端に軽蔑されてしまう。

逆に頭をポンポンとか、名前で呼んでとか、手をつなぐとか、あーんしてとか、そんなつまらないことを言おうものなら、それはそれで意気地なしのチキンやろーと罵られることになるし、最悪ゲームの盛り上がった雰囲気を下げてしまうことにもつながる。


倉持はぎりぎりのラインを探った。

ひとまず、一人の人に指令を出すのは避けたい。

それでいて、盛り上がる内容。

できれば、倉持も男の子であるので、ちょっとだけ自分の欲望も満たしたい。


倉持(スリーサイズを聞く… これなら、なあなあにもできるし、無難か… 告白のシチュエーションを見たい…ってのもあるけど、白銀さんがいるから、少し気まずい…)


青野「えーーっと、時間がかかりそうなので、先に赤井さんと藤壺さんの罰ゲームをしましょうか」

赤井「私は、初体験の年齢ね。 えっと… 17」

緑谷「へえーーー。 どんなシチュでしたんですか? どんな人と?」

赤井「え… 先輩と… その、部屋で… 勉強していて、そのー、流れで…」

筑紫「結構リア充なんですね」

赤井「え…うん。 まあ、ぼちぼち」

藤壺「私の罰ゲームは、一番感じるところを言う(おっぱいと性器以外で)…うーん。 鎖骨かな」

筑紫「ほう、鎖骨ですか」


筑紫が不意打ちで、藤壺の鎖骨をなぞる。


藤壺「きゃあっ」

筑紫「おおっ。 いい声で啼きますね」

緑谷(筑紫ちゃん… ナイス。 倉×壺の攻めのインスピがめっちゃわいたわ)


青野「で、倉持先輩。 まだですか?」

倉持「えっと、ス…」

白銀「ス?」

倉持「私の頭をなでながら、子ども扱いしながら、ほめてください」


一瞬全員が引いた


倉持はさんざん悩んだ挙句、かなり気持ち悪い『なんでも』に行きついてしまった。

だが、これを即座に好機と考えた人間が3名。

白銀は一瞬引いたものの、倉持の生い立ちを知っている。そのため、倉持の願望の真意に即座に気付いた。

青野はちょっと引いたものの、想像すると逆にアリと思い、むしろ今ではしてみたいという好奇の方が強かった。

緑谷はバブみ系男子を目の当たりにして、興奮していた。

筑紫は普通に引いていた。


白銀「じゃ、じゃあ、私から行くぞ」


倉持と二人ずつ、部屋の隅に行って、バブらせていく。

白銀は、倉持を座らせて、後ろからハグしながら頭をなでる。


白銀「クラちゃんは、えらいよ… 運命を変えるために頑張ってるよ…」

白銀小声「一人で頑張り過ぎないでよ」


青野は倉持に膝枕をしながら頭をなでなでする。

おっぱいが倉持の顔を圧迫する。


青野小声「…徹ちゃん。 ママは徹ちゃんのこと… 大好きだよ」


赤井は青野と同じように膝枕をする。


赤井小声「色々とありがとね。 いつも助かってるよ。 ほんとに頼りにしてるわ」


緑谷は真正面からハグしながら頭をなでる。


緑谷「…本当にありがとうございます。 私今楽しいです。 倉持さんのおかげです」


筑紫は倉持を後ろ向きに座らせ、たった状態で頭をなでる。


筑紫「…変態っぽいですね。 けど、やっぱり面白いです」


藤壺は後ろからハグをする。


藤壺「…ありがとね。 けど、ちょっと、この指令はキモいかも… まあ、そういうところ好きだけど」


倉持は自己肯定感があまり高くない。

しかし、罰ゲームとはいえ、このようにほめてもらえることで、自己肯定感が高まっていた。


倉持「いやー… すみません。 皆さんありがとうございました」


青野「それじゃあ、あと2戦ですね」


第9回戦 初手

倉持(AとJ…よしBJ)

白銀(5と8…最下位の可能性が高いな)

青野(2と8…悪くないけど…)

赤井(4と3…)

緑谷(5と10… 怖いけど攻めないと)

筑紫(10とK… キープ、キープ)

藤壺(9と7 うーん…)


第9回戦 二手目 結果

倉持 キープ 21 一位 

白銀 ドロー7 22 ドボン

青野 ドロー5、8 23 ドボン

赤井 ドロー10,4 21 一位

緑谷 ドロー5 20 最下位

筑紫 キープ 20 最下位

藤壺 ドロー5 21 一位


罰ゲーム 白銀青野緑谷筑紫

緑谷「20で最下位って…」

白銀「えーっと、棒状のものを胸で挟む…」


倉持の股間に視線が集まる。


倉持「いやいや、他にもあるでしょ」

緑谷「あ、そういえば私マッサージ機を持ってきていました」

筑紫「あ、スティック状のマッサージ機ね」

赤井「マッサージ機だね」

青野「そうだね。 まごうことなく、電動マッサージ機だね」


白銀は電マを胸に挟んだ。

その途中スイッチが入り、ぶるぶると震え、白銀は悶えた。


青野「私は―… うっ… 初体験の年齢」

緑谷「青野さん。 可愛いからモテてたでしょう」

筑紫「そうだね。 きっと大学とかで…」


青野(くっ。 この二人…というか緑谷さん。 そういえば、結構な頻度で野次を入れてるのは緑谷さん… この人、地味にこういうノリに強いっ。 どうしよう… けど、私はイメージ的に処女でも大丈夫… 大丈夫なはず… けど、一人、ぐらいしてる方が自然… そんな気もする…ああ、でも倉持先輩には恋愛したことないって言ってるし… いや、でもワンナイトしたぐらいならいいのか… そうね。 行きずりの恋をした。 一人の人と… それだ…それで行こう)

青野「恥ずかしいですけど… 一人」

白銀「嘘だな」

青野「し、白銀さんっ」


白銀は青野の脈を確認していた。


白銀「正直に言いたまえ。 青野さん」

青野「…く、うっ… 0です」

白銀「そのようだな」

緑谷「へー… いっがいー」

青野(うううう)

白銀(仲間がいたー よかったああああ)


緑谷「さて、私の罰ゲームはっと、王様ゲームをする?」

青野「えーっと。 じゃあ、1から6の数字とKのカードを混ぜて、王様ゲームをしましょうか」


青野はカードを配布する。


緑谷「王様だーれだ」

赤井「私だあ。 じゃあ、2番が5番の瞼にキスをするってどう?」

青野「あ…2番」

倉持「5番」

青野「え…ええええええ」

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