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倉持氏はラッキースケベでいつも金欠  作者: ものかろす
藤壺編
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倉持がプールに行く(第2回戦)

登場人物紹介とそれぞれの思惑


倉持・・・テーマパークが好き


桜・・・倉持と出かけたかった。 購入した水着を着る機会が欲しかった。 保護者的立ち回り。

宇美・・・水着を着る機会が欲しかった。 倉持と遊びたかった。


白銀・・・牽制。 倉持がうっかりハメないか守りたい。 一線は引くものの、他の人がいちゃつくのは不愉快。

赤井・・・迷い中。 少しでも一緒にいることで自分の気持ちを整理したい。

青野・・・ガンガン攻める。

緑谷・・・あわよくばいちゃつきたい。

筑紫・・・カップリングを見たい。


ジョディ・・・恩返し。 倉持に楽しんでほしい。 倉持の周囲の人間を見定めたい。 うっかりハメを防止したい。 あわよくば少しスキンシップをとりたい。


三奈・・・関係の進展を急がないと宣言したものの、他の人がいちゃつくのは許せない。 受験勉強の息抜きがしたかった。 倉持の周りの女性を知りたかった。


店長・・・面白そうな予感がした

由紀・・・面白そうな予感がした

紅葉・・・面白そうな予感がした

倉持は全員に準備体操を促すと、自分は一人ウォータースライダーに向かった。

他のメンバーは粛々と準備運動を始める。

青野はジョディに連れられて、いったん更衣室に戻った。


倉持はその調子で、まずは全てのアトラクションを回った。

いつもの気遣いはみじんも感じられなかった。

桜は委縮気味の三奈に声をかけた。


桜「この間はどうも」

三奈「あ、桜さん… その節は」

宇美「そういえば、桜さん。 三奈さんウチの大学志望してるみたいですよ?」

桜「そうなの。 じゃあ、バイトに困ったら、うちにおいでね」

店長「そうそう、歓迎するよ」

三奈「いいんですか? ほんとにお言葉に甘えるかもしれないですよ?」

店長「むしろ来てほしいな。 桜も宇美も落ち着き過ぎてて、君みたいな初心っぽい娘は大歓迎」

桜「…そうですねー もう私も看板娘って年じゃないですもんね」

店長「…い、いや…そんなことは言ってないぞ」

※年齢ネタに気分を害された方は申し訳ない。 当然店長も悪気があって言っているわけではなく、桜も本気で怒っているわけではないので悪しからず…


赤井(うーん… ちょっと、水着きついかも… 太ったか… 私も青野さんみたいに借りた方が良かったかも…)

白銀(クラさんは、一人で楽しんでるようだな… まあ、貸し切りと言っても他に監視している人間もいるだろう… ラッキースケベる可能性は低いだろう… さっきのもカメラの死角で起こったのだろう… ん、いや… カメラ… 無いな… 見当たらないぞ)


ジョディが青野を連れて戻ってくる。


青野「すみません。 お騒がせしました。 また、大きくなっちゃったみたいで…」

ジョディ「そうそう言い忘れてたけど、このプールは全自動で管理してるから、人はいないのよ。 だからみんな気を付けてね」

白銀「気を付けてねは倉持に言ってくれ」


白銀が倉持の方を見た時には既にラッキースケベは始まっていた。

そう、倉持もまた、白銀同様の事を考えていたのだ。

そのため無謀にも由紀と紅葉と一緒にウォータースライダーに乗ってしまっていた。

数々のうねりを乗りこなし、トンネルを抜けると、由紀と紅葉は何も身に着けていなかった。

大きな水しぶきが上がる。

ミニボートの上で倉持の顔面に紅葉の下半身が、下半身には由紀がまたがっていた。


倉持(…おかしい。 プールではラッキースケベが発動しないハズなのに… いや…由紀さんは普段から全裸みたいなものだ… だからこれは偶然っっ)


倉持は紅葉の太ももを持ち上げてプールのふちに乗せる。

由紀には適当に降りてもらった。

その時、倉持を呼ぶ声がする。


緑谷「きゃああああ」

筑紫「流れがああああ」


緑谷と筑紫がものすごい勢いで流れるプールに流される。

倉持はプールサイドは走らないように細心の注意を図りながら、最大の速度で助けに向かう。

プールに慎重に着水し、緑谷たちの救出に向かう。

泳いで2人に追いつき、腕で捕まえる。


そして、シャチのように身体をうねらせて水上から飛び跳ねる。

倉持は腕に、やたら滑らかで、ぷにっとした感触を覚えた。

しかし、どこか一部、直系にして約5ミリ程度の突起を感じる。

さらに太もも付近には、本来感じるはずのない、海藻のようなさわさわしたものが当たる。


ふと、倉持がものすごい勢いで流れるプールを見ると、2対の水着がものすごい速さで流れていた。

倉持は緑谷と筑紫を見ないようにしながら、その水着も救出した。

緑谷と筑紫はお礼を言い水着を受け取った。


緑谷「…?」


だが、これで終わりではなかった。

ジャグジーコーナーから声がする。

倉持は急いで向かう。


店長「すまん。 倉持、泡の勢いが強すぎて、水着が吹き飛んだ」


と店長が示す方向を見ると、飾りに植えられているヤシの木のてっぺんに2対の水着が乗っていた。


宇美「ごめんなさい… 私の水着も…」


倉持が2人の方を見ると、その瞬間泡が急停止し、2人の身体がはっきりと浮かび上がった。

倉持は手で目を覆い、すぐにヤシの木に登り、水着を取り戻した。


店長(…あれ?)


店長と宇美に水着を渡すと、倉持は別の方向へ進んでいく。


倉持(何かがおかしい… どうして、プールなのに… ラッキースケベが続くんだ…)


そこに白銀、桜、ジョディ、赤井、青野、三奈がやってくる。


白銀「倉持さん… 言わなければいけないことがあるんだ」

ジョディ「今日… このプールには誰もいないの… 監視してる人も、録画機能のカメラも」

倉持「…え…はい。 そうですよね」

桜「知っていたの?」

倉持「ええ… 何となく… それが何か?」


この時、気付いたのは青野一人であった。


青野(…ふーーん。 岡目八目ってことね。 おそらくだけど、倉持先輩は自分の特性を100%理解しているわけじゃない。 これまでの経験から喫茶店やプールのような…場所によって、能力が発動するかどうかを判別しているようね… 本当の条件を把握していないと見た…本当の条件は、これまでの話やシチュエーションから判断して、多分男性がいるかいないか…それが本当の条件…ただ、倉持先輩自身は、その法則に気が付いていないっっ)


青野「危険ってことですね。 倉持先輩もうかつに行動しない方がいいですよ」

倉持「ああ、そうだな」


厳密に言えば青野の解釈は当たってはいない。

倉持も男性がいるかどうかがラッキースケベの発動に関わるという法則は把握している。

しかし、それはただ単に起きやすいかどうかに関わる程度と倉持は考えていた。

倉持はこれまでの経験上プールでのラッキースケベの経験がほぼない。

その理由は男性がいることに加えて、プールという空間が関係しているものと解釈していたのだ。

それゆえ、多少の混乱をしている倉持であった。


倉持(…やはり、ラッキースケベは起こってしまうのか… しかし、まだアトラクションを全て回ってはいない… 何とかそれだけはクリアしなければ…)


倉持にとって、後悔の無いように真剣に遊ぶことは非常に重要なことであった。

第2回戦特に勝者はなし。


挿絵(By みてみん)



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