倉持は慮られる
金剛 部長 37歳 156 53
倉持が新人時代にお世話になっている
若き部長
キリっとした目 髪はショート
お酒に弱く、酔った勢いでラッキースケベってしまう
スタイルはバランス型
白銀 システム部 26歳 170 61
スレンダー
見た目は正統派美人
ロングヘアー
正社員
倉持がロリと邂逅した日の夜。
倉持は貧乳キャラの動画に目が行く自分に気が付き、自分で自分を殴っていた。
倉持「私はロリコンじゃない…ロリコンじゃない…」
抜く気になれず、筋トレをして早めに寝ることにした。
一方白銀は金剛を食事に誘っていた。
会社から少し離れた個室のある和食屋を用意していた。
金剛が店員に案内されて、部屋に入ると、白銀は背筋を正して座していた。
白銀は腰を上げて、金剛を迎えた。
白銀「お休みのところすみません」
金剛「なぁに、女一人、休日は暇なもんだ。 むしろ、外に出る口実ができてありがたい」
白銀「ありがとうございます。 どうぞ、メニューです」
金剛「ああ、ありがとう」
金剛はぱらぱらとメニューをめくり、顔を上げる。
白銀「決まりましたか?」
金剛「ああ」
白銀「呼びますね。 私はもう決まっていますので」
白銀は店員を呼ぶ。
金剛「一通り来てから、本題に入った方が…いいかな」
白銀「…ご配慮ありがとうございます」
金剛「緑谷と筑紫の件…ありがとうな。 システム部で任せられそうなのは君しかいなかったんだ」
白銀「とんでもないです。 実際ほとんど倉持さんの力です」
金剛「謙遜するな。 その倉持に合わせられるのが…お前ぐらいしかいないんだよ」
白銀「そうですかね」
金剛「私が言うのも、何だが、あいつはかなり優秀だからな」
白銀「そうですね」
しばし無言が続く、そのうちに飲み物と食事が揃ってくる。
ご飯に吸い物、お刺身に小鍋、かまぼこなどの小皿がある。
白銀は金剛に合わせて、食事を口に運ぶ。
吸い物はふたを開けるなり湯気とともに磯の香りがする。
ズ…とすすると、口内に品のある出しのうまみが広がる。
小皿にワサビを溶かし、ちょんちょんと赤みをつける。
しょうゆ皿を左手で持ち上げ、お刺身を口に運ぶ。
白銀の唇が身を奥に運ぶ。
白銀は奥歯を使い身を咀嚼する。
白銀は身のうまみが消えぬうちに白米のお椀に手を添えて、米を食べる。
お米本来の甘味を味わうために、白銀は数十回咀嚼する。
金剛「うまいな…いい店だ」
白銀「黒田さんに聞きました」
金剛「なるほどな。 黒田さんか、なら間違いないな」
白銀「なかなか、冷静で聡明な方ですね」
金剛「そうだな」
白銀「私はダメでした… 自分を抑えられませんでした…」
金剛「…」
白銀「…」
金剛「…」
白銀「金剛部長は…彼とは…どういったご関係で?」
金剛「…イケナイ関係? かな」
白銀「え」
白銀の表情が固まる。
金剛「冗談だよ…冗談。 出身が一緒なんだ。 で、昔アイツの姉の家庭教師をしていたんだよ」
白銀「家庭教師ですか?」
金剛「そうそう、大学が休みの時に、向こうに帰るだろ。 その間向こうで勉強を教えてたんだ。 そのうち、アイツも一緒に勉強するようになってな…正直姉よりもできてたよ」
白銀「そうなんですね。 それで…倉持さんの…秘密も知っているわけですね」
金剛の顔がこわばる。
金剛「…白銀さん… どこまで推察してる?」
白銀「…倉持さんは…ラッキースケベ以外の…何か秘密がある… ぐらいですね。 例えば、人を好きになったら…何かあるとか…」
金剛「なるほど…」
白銀「そうでなければ… しっくりこない… 貞操観念がいくら強いとはいっても、あそこまで人を拒む理由が分からないんです。 私はともかく… その、シェアハウスの同居の人とは、正直行くところまで行っていてもおかしくないぐらいの仲に見受けられました」
金剛「…ああ…」
白銀「私に… 首を突っ込む資格はありますか?」
金剛「…」
白銀「…」
金剛は吸い物に口をつける。
続けて刺身をほおばり、白米をかきこんだ。
しばし、だまり、店員を呼ぶ。
金剛「覚悟は…あるのか?」
白銀「…」
金剛「…」
白銀「…」
金剛「…」
一方そのころ、倉持はベットの中で、千秋と霞に文字通り絡まれていた。
頬には千秋の太ももの感触、下半身の自由は完全に霞に奪われている。
倉持の頭は千秋の恥部に乗っかっており、顔は太ももに挟まれている。
全身に熱が移ってくる。
唐突なサービスカット終了。
白銀「…あります」
金剛「一生… 引きずるかもしれんぞ」
白銀「…何もしなくても…一生引きずると思います」
金剛「…」
そこに店員が包丁を持ってくる。
金剛は会釈して店員を見送る。
しばらくしてから、包丁でかまぼこを突き刺して、白銀の目の前に突きつける。
金剛はキッと、白銀を睨み付ける。
白銀はジッと、かまぼこと金剛を見据える。
白銀は、片手で髪をかき上げて、かまぼこを口に入れる。
金剛は手を微動だにさせず、白銀がかまぼこを頬張るのを待つ。
金剛はすっと包丁を引く。
白銀は、もぐもぐとかまぼこを咀嚼する。
金剛は包丁を置くと、頭を抱えた。
金剛「すでに4人… 引き返せないぐらい突っ込んでいる…」
白銀「私は……… 彼に出会わなければ、2年前に消えていたと思います… だから、拾った命は彼のために使いたい」
金剛「報われないと思うぞ?」
白銀「報われるかどうかじゃないんです。 ただ、彼のためになりたいんです」
金剛「…分かったよ… ただ、私も全部を知ってるわけじゃない… 知る範囲で教えよう」
白銀「とっかかりがあれば十分です」
金剛「…分かった」
金剛は白銀に、倉持家の男性は代々30歳で亡くなっていること、最初の妻や思い人は非業の死を遂げていること…倉持が小さいころに父も母も亡くなっていて、叔母に引き取られていることを伝えた。
白銀はこくりと頷く。
小鍋の火はすっかり消えている。
白銀「金剛部長…ありがとうございます… お鍋…冷めないうちに」
金剛「ああ…いただくよ」
白銀はお茶を飲む。
白銀「そんなこと…倉持さんは一言も言わなかった…」
金剛「…そうだろうよ… 彼は人を巻き込みたくなくて、こっちに来たんだから」
白銀「…つれないなぁ」
白銀はお茶に口をつける。
金剛「そういうやつだろ?」
白銀「そうですね… そういうやつでした」
金剛「どうする? まだ…かろうじて引き返せると思うぞ」
白銀は金剛の方に置いてある包丁を手に取り、自分のかまぼこに刃を立てる。
手が震える。
白銀は肺一杯に息を吸い込む。
ゆっくり吐き出す。
そのままかまぼこを口に頬張り、一気に引き抜く。
かまぼこをもぐもぐと咀嚼する。
口の中のかまぼこが無くなってから、ゆっくり白銀は口を開く。
白銀「惚れたものは仕方ないですよね?」
金剛「すまんな… けど…お前が加わるのは…内心…頼もしい」
金剛と白銀は食事を続ける。
一方そのころ倉持は、千秋と霞に挟まれていた。
耳に吐息があたり、腕には胸の感触、太ももには二人の熱い部分がこすれている。
倉持(眠れない…今日も…)




