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倉持氏はラッキースケベでいつも金欠  作者: ものかろす
霞編
30/371

倉持アップダウン

ジョディ 25歳 167 57

日本人の父とイギリス人の母のハーフ 金髪碧目

巨乳 薄着を好む ロングヘアー後ろでまとめている


倉持千秋 29歳 171 58

モデル体型 長女

ややロング 髪は

後ろで結んでいる


倉持千夏 24歳 166 55

モデル体型

三女

ややロング スレンダーだが胸はある

ドジっ子



何とかお風呂パニックを切り抜けた倉持。

食事は問題なく終えた。

お風呂場の件で霞に2,000円、千夏に500円、千秋に500円支払っているので、ラッキースケベが少ないの越したことはない。


倉持は自室に入ると戸締りを入念にチェックした。

ようやく落ち着くことができた。


倉持(まさか…霞がうちに泊まっているなんて… そういえばなぜか昔から、姉さんたちと仲いいよな…)

倉持(おっと、いけない… 先に連絡を入れておこう)


倉持は携帯電話を取り出す。


倉持 「ハロー ジョディ。 先日はどうもありがとう」

ジョディ「トオル久しぶり。 なかなか会えないから、忘れられたと思ったわ」

倉持「そんな、大げさな… 2日ぶりぐらいだろ」

ジョディ「それどころじゃない気もするよ」

倉持「そうかぁ… まあ、先日はムリを言ってすまなかった」

ジョディ「フフ、ワタシの力なら、データを消すぐらいはちゃんちゃらおかしいわ」

倉持「お茶の子さいさいか、朝飯前かな?」

ジョディ「あら、そう? まあ、そんな難しい事じゃないから、いいわよー。 それと、あの話約束取り付けたわよ」

倉持「…本当か、ありがとう」

ジョディ「なかなか頑固だったわ。 確かに能力もある人みたいだけどね」

倉持「並みの人じゃ…どうしようもなかったからね… どうしても会いたかったんだ」

ジョディ「必ず引き合わせるよ」

倉持「ありがとう」

ジョディ「ついでに、ワタシの偽装フィアンセもよろしくね」

倉持「…ああ、努力するよ」

ジョディ「いいよー 頑張らなくてもトオルはナイスガイよ」

倉持「ありがと」

ジョディ「どういたしまして。 それじゃあ、また来週」

倉持「ああ」


倉持はジョディから切れるのを待ってから、静かに電話を切った。


倉持(前進だな… 何としてもこの呪いの正体を突き止める… そして…生きるんだ)


メールの着信音が鳴る。


ジョディ メール「コレは、ワタシからのプレゼントね」


ジョディの自撮り写真が送られる。

谷間は見えるものの、頂点はちゃんと隠れている。

倉持はフォルダに保管した。


倉持「さて… 用を足したいな…」


倉持はそーっと部屋のドアを開ける。

倉持の部屋は2階にある。

今更だが、倉持家は一軒家である。

倉持、千夏、真冬、千秋の部屋は2階、下は母親の寝室と客間、キッチン、リビング、バスルームとなっている。

2階にもトイレはあるが、トイレ遭遇率が高い。


そこで、倉持はあえて、1階のトイレを使うことにした。


階段を降りると、キッチンの明かりがついている。

千秋が一人で晩酌をしている。


千秋「よお…」

倉持「ああ、まだ起きてたんだ」

千秋「…こいよ」

倉持「ちょっと、トイレに行ってから」


倉持は無事に用を足すと、千秋の斜め向かいの椅子に座った。

テーブルにはすでに空の缶が3つほど乗っていた。


千秋「どれ飲む?」

倉持「…これにしようかな」


倉持はウィスキーのボトルを取ると、手酌でこぽこぽとグラスに注ぐ。


千秋「氷は?」

倉持「いい…」

千秋「いくねぇ」

倉持「しばらく休みだからね」

千秋「…珍しいじゃん… 日帰りじゃないなんて」

倉持「金剛部長の計らいでね」

千秋「金剛先生かぁ… 相変わらず?」

倉持「ああ、厳しいし、無茶ぶりしてくるよ。 でも、よく見てるし、信頼できる」

千秋「そりゃあ、よかった」


倉持はグラスにウィスキーを追加して、ぐぃっと飲み込む。


千秋「…何かつかめた?」

倉持「…今度、高名な除霊師に会えることになった」

千秋「そりゃあ良かったじゃん」

倉持「もしかしたら、それで呪いも解けるかもしれない」

千秋「そうだね… あと2年とちょっとだもんね」

倉持「ああ…もう、そんなに時間はないからさ…」

千秋「…」

倉持「何とかしたいよ」


倉持はさらにウィスキーを取り込む。


千秋「こっちは、そこまで進展なかった…スマン」

倉持「そんな、謝らないでよ。 姉さんたちは良くしてくれてるよ… 実の姉弟でもないのに」

千秋「そんなこと言うなよ… 直接血はつながってなくても、ずっと一緒にいただろ… 大事な家族だよ」


倉持が追加しようとする。

千秋はその手を抑えて、ボトルを取り上げる。

倉持のグラスに水をそそぐ。


千秋「生き急ぐなよ。 たまには休めよ」

倉持「…ありがとう」


倉持は水の入ったグラスのふちを口につける。

グラス越しに、ふと千秋の方を見る。

千秋のキャミソールの端から、乳房がこんばんはと言わんばかりに覗いている。

大振りではないが、お椀のように整った弧を描いている。

お酒のせいか、頂点がぷくりとしていて、ほんのり赤い。


千秋「赤いぞ、徹… 飲み過ぎなんじゃないか?」

倉持「…大丈夫」


倉持の股間に血が集まる。

ドクンドクンと工場が稼働する音が聞こえる。


千秋「もう…墓参りと神社は行ったんだっけ」

倉持「ああ、墓参りのあと、神社行ったよ」

千秋「あの神社…もう少し調べたいんだけどなぁ… なかなか中に入る許可がもらえないんだよ」

倉持「そうなんだ… 別に普通の神社だと思うけど」

千秋「けど、叔父さん… というか徹のお父さんの遺言だろ… 毎年参れって… なぁんかあると思うんだけど…」

倉持「まあ、怪しいとは思うけど…単に土地神様だから、ってことじゃないのかな」

千秋「うーん… そうか」


倉持は空になったグラスにチューハイを注ぐ。


千秋「あ、それ私も飲みたい」

倉持「え…全部注いじゃった」

千秋「グラスがでかいんじゃい」

倉持「ごめんて」

千秋「ちょっと、頂戴」


千秋は倉持から、グラスを奪い取ると、先ほどまで倉持が口をつけていた部分と重なるところからグイっと飲み込んだ。


倉持❘(間接…キス…)


千秋は、ドンと倉持の目の前にグラスを返した。


千秋「…徹… もしかしてあんた… キスすらまだなの…」

倉持「…」

千秋「すごいな… 童貞力が極まってるんじゃない」

倉持「…否めない」


千秋が机の下に顔を突っ込む。


倉持「あ…ちょ」


倉持のズボンには三角テントが立っていた。

千秋はそれを目視すると、にゅっと、机の下から顔を出した。


千秋「…」

倉持「…」

千秋「…抜こうか?」


千秋は手を上下させる。


倉持「結構です」


倉持は100円を置いてから、机を片付けて、そのまま2階に上がった。

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