沈黙の編隊 〜バッフルズ〜
ってことは、本作は一見して漫画、沈黙の◯隊をパロっているようでいて、その実スティー◯ン・セ◯ールの沈黙シリーズが元ネタだったのではないでしょうか? 筆者は見たことないけど、あっちの沈黙シリーズのパターンも概ねそんな感じっぽいし。いや、あの当時沈黙シリーズが制作されてたかはよく分からないのですが。多分されてなかったような気がします。筆者の曖昧な記憶と乏しい知識では断言できませんが。
しかし、だとするなら、あの沈黙シリーズの方が本作から着想を得ていた可能性は充分あります。 ……いや、百パーないと断言します。ちょっとそれっぽいこと言ってみたかっただけです。ごめんなさい。
まあ、そんなことをああだこうだ無理矢理納得できるストーリーをこじつけたところで、もともと製作側がなにも考えてない可能性の方がはるかに高いので取り立てて騒ぐほどのものでもないのでしょう。そもそも雀ゲーにストーリー性を求めるのが筋違いな気もしますし。
そうなのです。雀ゲーってのはストーリー性皆無なのがウリというか、強みであり、それによって何の脈絡もなくアイドルとか人妻とか女子◯生と麻雀やってムフフなご褒美目当てのプレイヤーを囲い込むのです。現実にはあり得ないシチュエーションでもゲームではヴァーチャルで味わえるのです。その証拠に麻雀やってる妙齢の美女なんて筆者はリアルでお目にかかったことすらありません。お目にかかったことがあるのは髪の毛紫に染めてヒョウ柄の衣服身に付けてそうな妙齢すぎるお姉様方くらいです。
たまに深夜番組でセクシーアイドルとかが雀バトやってるけど、どうもヤラセっぽい。所詮テレビですから。
麻雀漫画なんかでも何の脈絡もなく成年コミック誌的な展開があってひと粒で二度オイシイみたいな仕様だけど、あれも結局、麻雀だけでは展開が単調にならざるを得ないので読者をつなぎ止めておく措置なのでしょうね。
しかし、これは実に巧妙な仕掛けなのです。ガチの成年コミック誌ってのは買うのも恥ずかしいし、立ち読みなんてできるのはよほどの勇者か悟りの境地に達した仙人くらいのもの。筆者のような俗人には真似のできぬ芸当です。しかし! 麻雀漫画誌なら買っても恥ずかしくない上、お色気シーンの実用度がかなり充実しているものもあったりするので侮れないのです。特に一時期の萌えブームのせいか、成年コミックもやたら萌え系の絵柄が氾濫し、筆者などは理解に苦しんだものです。
そこへいくと麻雀漫画の方は古き良き劇画調の絵柄を頑なに守り通していたりするので大変お世話になったものです。このあたり、伝統芸能と一脈通じる仁義を感じます。
なんだか話が思いっきり逸れてしまった。