ブレス・オブ・ファイアⅢ 〜壊れそうな心を〜
本作の名誉のために付記いたしますと、やりこみ要素はかなり盛り込まれています。釣りができたり弟子入りできたり、妖精の国を作れたり、ダンジョンには必ず謎解きが用意されてます。が、そのやりこみ要素の数々がプレイヤーの行く手を阻みもするのです。これもプレイ意欲を削がれてしまう大きな要因です。
そんなこともあり、筆者は実に数年ほど、本作をプレイ途中のまま寝かせていた記憶があります。
しかしある日唐突に、このままじゃダメだ! 買ったゲームをプレイ途中で寝かせておくのは堕落以外の何物でもない! と、何かに衝き動かされるように一念発起。エンディングまで他のゲームはやらぬ! と、誓いを立て、プレイ再開したのです。しかもその時期、ハードはプレステ2に移っていました。あのやる気スイッチは一体何だったのか、未だにもって分かりません。
んが、最大の障壁は数年も放置していたためストーリーのあらましを忘れてしまっていたこと。あまり物語にハマれず、面白いと思えなかったのもネックでした。あやふやな記憶を頼りに、自分がどこまで進めていたのか、次にどこに進めばいいのか、結構試行錯誤したのを憶えています。
それでもどうにかストーリーの本筋を掴み直し、主人公一行はバリオとサントという悪役を倒しに行く途中だったことを思い出し、お使いついでにパーティの強化を地道に続行。
その後も冗長なストーリー展開となかなか進まないゲームバランスに悪戦苦闘しつつ、どうにかエンディングまでは辿り着けたのでした。生まれて初めて自分を誉めたいですというのがこの時の筆者の偽らざる心境です。
で、エンディングを見た感想なんだけど、まあ、なんというか、その、とりあえず、名作とは言えるのかな?
って、なんじゃそりゃあ〜!




