シャドウハーツ2 〜サウサンプトン〜
敵キャラも濃い連中が揃ってます。まず最初のボスとして立ち塞がるのがロシア帝室に食い込み、世界を支配しようと目論むグレゴリイ・ラスプーチン。実在した怪人物です。悪魔、アスモデウスの力を取り込み高い魔力を持ってますが、ウルと戦うためにフュージョンしてしまい、逆に精神を支配されてしまいます。
このラスプーチンを利用し、共闘するふりをしつつ故国の再建を願うのが聖職者ニコル。表向きは聖職者ですが、悪魔、アスタトロを取り込み、ラスプーチンの死後、野望を爆発させます。このニコルによってウルはヤドリギの呪いをかけられ、その呪いを解除するために冒険が始まるという、物語のキーパーソンでもあります。
そしてラスプーチンの手下の三馬鹿トリオ。脳筋で直情径行のレニ。サディストの魔女、あともう一人いた気がするけど、こちらもよく憶えてません。
メインは大体レニになります。自慢の腕力とラスプーチンからもらった悪魔の能力でウルと行く先々でぶつかりますが、頭がよくないのでいつもウルの口車に乗って機密をばらしてしまいます。ラスプーチンの死後は改心し、ウルとも和解。部下想いな一面が見られるイベントも発生します。
そしてラスボスにあたるのが日本の軍人、加藤特佐。ゴツイ体格に割れ顎、太い眉と、およそラスボスっぽくない風貌なので意外な黒幕感があります。実際、最初はウルに好意的な態度で近付き、助言したりもします。
配下には日本帝国軍に作らせた人造人間部隊がいます。東洋のマタハリ、川島芳子のクローンもいます。
その他のキャラにも個性的な人たちがいます。ウル達の冒険を支援するのが謎の魔術師ロジャー・ベーコン。ウルにかけられたヤドリギの呪いの解き方をこの人に聞くことになります。発明家でもあり、飛行艇を作ってくれたり、謎のアイテム、エミグレ文書の解読なんかもやってくれる頼もしい人物。でも見た目は頼りない宇宙人風。禁忌とされる死者復活の研究もしており、ウルの恋人の復活も試みます。失敗してしまいますが。
そして前述したマジメル兄弟。アイテム屋も営んでおり、冒険の先に大抵現れ、回復アイテムや装備を売ってくれます。特にウルにアプローチしたりはしないのですが、世界中を追って回るってことは、やっぱりウルに気があるのでしょう。
忘れちゃいけないのがリングの魂。バトルに使うリングの拡張アイテムを授けてくれるありがたい存在。最初は厳かな口調で神秘的な印象を受けますが、ウルにリングの精さんとか言われて機嫌を損ねたり、奥さんや娘さんが最近冷たくなったとか所帯染みた一面を露呈します。ネーミングは当時のプロレスバラエティ番組のタイトルを丸パクったんでしょうか。
メインは大体こんなもんでしょうか。他にもグラン・パピヨンのファンの子どもたちとかアナスタシアの弟、アレクセイなどがいますが、脇役止まりです。




