シャドウハーツ2 〜ドンレミ村〜
プロローグとなる序盤戦、ドンレミ村のイベントが終了すると、カレンがウルと行動を共にし、最初からメンバーだった人形使いの老人ゼペット、白い狼ブランカらと共に世界を駆けまわるのです。その間、ウルにかけられた呪いを解除する方法を探るとともに、ニコルの正体、そしてその背後の黒幕、世界を裏で混沌に叩きこもうとする勢力などの存在を知り、これを止めるために立ち向かってゆく、という、血沸き肉踊る冒険譚なのです。
もちろん、パーティーメンバーは他にもいます。最も輝いてるのが途中で一行に加わる謎の覆面プロレスラー、グラン・パピヨンことヨアヒム・バレンティーノ。金髪、碧眼、身長190センチ以上、筋肉質の色男ですが、ホモというギャグ担当キャラです。走り方はガニ股、武器は棺桶やロッカーや冷凍マグロ(これはアメリカプロレスをパロってるっぽいです)。しかも吸血鬼でヨアヒズムというバイオリズムがあり、この周期によってグラン・パピヨンやコウモリや透明人間になったりします。キャラ独自の特殊技はもちろんプロレス技。さらにグラン・ガマという謎のインド人プロレスラーが師匠におり、この師匠と戦って技を習得するのです。しかも変なホモのカードを師匠に渡さなければ技を教えてくれません。このグラン・ガマ、自分のカレーショップの看板人形を武器に使ってめちゃくちゃ強いうえ、声は千葉繁氏が担当。イベントキャラなのにやたら目立ってます。
で、このヨアヒムの口調がなぜか静岡弁。これは英語圏ではイタリア語は静岡弁にあたるってとこなのでしょうか? ネイティブの人に聞いてみたいところです。
お次に仲間に加わるのがロシア帝国の皇女、アナスタシア。史実ではいまいちぱっとしない人ですが、本作ではかなり活発なおてんば少女。家族をラスプーチンの魔手から守るため孤軍奮闘し、ウルたちと行動を共にします。魔力を持っており、謎の卵で戦う他、科学にも造詣が深く、カメラを使って悪魔を写真に封じ込め、その能力を行使するという特殊技を持ってます。
メンバーで最年少の美少女キャラなのですが、お嬢様でおませで割と大人。、お馬鹿なメンバーの冷静なツッコミ係といった役どころ。全く萌えられない性格には好感が持てます。
そして不覚にも名前がうろ覚えの踊り子の占い師、ルチアさん。天然お色気お姉さんなのですが、加わるのが遅めな上、チョイ役のアラビアのロレンスと恋人関係なのが今ひとつ記憶に残らなかった要因かと。特殊技もタロット占いであんまり使い勝手は良くなかったし、アロマで能力を変化させる特技もちょっと地味でした。
最後に仲間になるのがディスク2枚目、日本編に入ってすぐ仲間に加わる日本人の美少年剣士。こちらも名前を忘れてしまいました。
ウルの弟か従兄弟にあたる人物で、ウルと同じ悪魔を憑依させる能力を持っている強力キャラなのですが、こちらも参加が遅い上、性格も至って真面目とツッコミどころが乏しく、他のメンバーの濃さに食われてしまってます。