シャドウハーツ2
パチスロメーカーで有名なアルゼがゲーム業界に参入したことでも有名なRPG三部作……などと知ったかぶってはいますが、筆者は本作である2しか語れませぬ。我ながらしょうもないゲームミーハーです。
そんなミーハーが本作を購入した理由がまたゲーム誌で気合の入ったレビューが載ってたからなんですねえ。
本作の最大の特徴はバトルはじめ様々なポイントでリングと呼ばれるルーレットで目押しをし、その結果が反映されるってとこでしょうか。もう有名ですね。
しかし、逆に言えば目押しの苦手な、筆者のような運動神経も動体視力も弱い奴は攻略が困難なのでは? という不安を抱えるという弱点があります。筆者が今ひとつ本作の購入に踏み切れなかったのもその辺りに理由があったりなかったり。
でも心配はありません。難易度設定でヌルくできますし、リングもカスタマイズで当たり判定を大きくできます。さらに初心者モードにすれば簡単に当たりを引くことが可能なので、ラストまでは誰でも行けます。トンがったシステムの割にはかなり親切な設計です。
他にもプレイヤーの通常攻撃には打ち上げ、ダウン、ふっ飛ばしなどでコンボを繋げたり、パーティーメンバーと連携技を出したり、メンバーは独自の必殺技を持ってたりします。もちろん、魔法もあります。その魔法ってのも、敵が落とした悪魔のマテリアル(のようなもの)を、パズルのように組み合わせることにより、カスタマイズできるという、細部にまでこだわりと遊び心が詰まったシステムなのです。
そしてストーリーもかなりのこだわりが感じられます。時代は第一次世界大戦が起こる少し前。世界各国の情勢が不穏な時期、小さな村に立てこもる謎の人物、つまりこれが主人公のウルムナフ・ボルテ・ヒュウガ、通称ウルなのですが、悪魔の力で軍隊の作戦行動を妨害し、手を焼いた軍は聖職者、ニコルにこの討伐を依頼。そのニコルの護衛についたのがヒロイン、カレン・ケーニッヒ。この三人の出会いから物語は動き始めるのです。