ファイナルファンタジータクティクス 〜きらきらひかる〜
それと後年、PSP版を再購入したものの、前述した便利な裏ワザがごっそり修正されてたのはもう周知の事実です。ゲームとしては正しい修正なのでしょうが、ユーザーとしては救済措置が没収された気分です。このあたりが個人的にスクエアというメーカをいまひとつ好きになれない理由です。
またDS版FFT、サブタイは忘れたけどこちらも購入はしました。ゲームとしての快適性も向上してて結構遊んだはずなんだけど、肝心のストーリーをほとんど覚えてません。まあ、こちらはDSだったためか、かなりファンタジックな感じでしたし。でも一番大きいのは筆者自身がそれなりに齢食ってたからなのでしょう。
他にも本作では入手した財宝に書物があって、これがゲームブック的に遊べるミニゲームなのが斬新でした。しかも4つも。こんなことができるんなら攻略本とか裏ワザ集
なんかも収録してくれれば……とも思いますが、そこはスクエアブランド。そんな攻略本の売り上げを落とすような真似は許されないでしょう。
それはさておき、そういう凝ったミニゲームの要素や楽しいBGM試聴モードもあったりと、本作のコスパは非常に優秀と言えます。回想モードも物語を楽しむのにうってつけです。満足度は価格以上です。
また、あえて名は臥しますが、本作が他作品に与えた影響も存外大きかったようです。
本作は4本の章立てになっており、印象的なサブタイがついてるんだけど、後発の作品(やはりS・RPG)で、本作と全く同じサブタイを見た時にはさすがにコントローラー握ったまますっ転びそうになりましたとも。これはオマージュなんじゃろかい? あるいはネタか? と、妙に気になってしまったり。また、他のRPGでも似たようなストーリーがあったりと(こちらは割とメジャーな作品なので分かる方も多いハズ)、かなりの影響力があったことが窺えます。
それもそうです。今でも熱烈なファンがいるほどの名作ですし、その評価に異議を差し挟むつもりも毛頭ありません。業界内でもかなり注目されてた作品でもあったのでしょう。
そうそう、この作品の素晴らしい楽曲を手掛けた人は筆者は全く知らなかったのですが、自身の姉がYMOのファンだったらしく、(しかもその事実すら弟である筆者は全く知らなかった!)この作品がきっかけでゲームに全く興味ない姉とGSに全く興味ない弟が妙に盛り上がった、なんて超個人的なエピソードを添えまして、本項を結ぶこととします。




