もしも異世界を自由に行き来できたなら
「ただいまー」
終業式を終えて帰ってきた俺は疲れていた、そんな中俺のベッドに見知らぬ少女が横たわっている。当然疲れているせいだと思ったから気にせずに寝たんだが、、、
「ちょっとー兄ちゃん?なんでびっくりしないのさ?」
「いや、疲れてたからなんか見えちゃったのかと思ってさ」
もう驚きもしないさ、こんな妹くらい昔から...え、まてよ、妹なんていなかったはずだ!俺は正真正銘の一人っ子、昔からゲームも独占して遊んでたよなぁ?
「ちょっとまてよ、お前誰だ?」
「耳見れば普通わかりますよね?エルフですよ?
」
「はぁ!?」
こうして、俺の家にエルフがやってきたんだが、どうも、他の人には見えないらしく、
(正しくは、見えてるけど、昔からこうだった的な感じになっているが正解)
なかなか歯がゆい思いをした、ただ、コイツはすごい能力を持っていて、異世界に自由自在に転移するなんていう能力がある。
「名前は?」
「シュテルネンリヒト、シュテネって呼んでね
「お、おう、で、シュテネは何をしにここに来たんだ?」
「あなたの力に惹かれてきたの。気づいてないかもしれないけど、あなたは世界を征服できるくらいの力があるよ。」
嘘つけよ!そんな力が俺にあるはずないだろ?バカなこと言ってんじゃねぇよ
「嘘だって顔してるね?私に隠し事しようとしても全部わかっちゃうんだから!まぁまぁ、異世界に行ってみればわかるって!」
……………………………………プツッ
プツッ……………………………………
結構怖い転移の仕方するな?死んだのかと思ったよ?
「ほらほら兄ちゃん!コイツ殴ってみて?」
(殴)
「プギュッ!」
(効果音)
「わわっ!なんだなんだ?」
「あなたのレベルが上がったの!スキルのとこ見てみて!」
ふむふむ…敵を適当に吹っ飛ばせるってことね遠くに
「じゃあ元の世界に戻るね!」
プツッ
「じゃあ、適当なやつ見つけて、スキル使ってみて!」
(スキル:吹っ飛ばす)
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
現実でも使えた!なるほど、異世界で手に入れた能力がそのまま使えちゃうんだな、そりゃいいや!
楽しい春休みが始まった!