表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
子猫の大冒険  作者: ルカリナ
4/21

子猫の大冒険 04

 リスさんの質問にミィは、

此処まで来た、理由を話す事にしました。


 リスさんに今までの事を、

お話ししているうちに、

また、ミィの目に涙が浮かびますが、

涙を流す事無く、懸命にお話しをします。


 そして、ミィのお話が終わると、

最後まで、お話を聞いて居たリスさんは、

「君の力になってあげるよ!」と、

ミィに宣言しました。


 それを聞いた、ミィは、

嬉しさのあまり、言葉に詰まりますが、

どうにか、リスさんに

「ありがとう………。ございます………」と、

お礼を言います。


 ミィの気持ちのこもった言葉を受け取って、

何だか、照れくさくなった、リスさんは、早口で、

「それじゃ、早速、出発しようか!!」

と、ミィに言います。


 急に出発しようと言われても、

町の中でしか暮らした事が無いミィでは、

森の中の事は、何一つわかりませんでした。


「ごめんなさい………。

私には、泉のある場所が、

分からないの………」と、

リスさんに伝えます。


 その事を、リスさんにミィが、

正直に、お話しします。


すると、リスさんは………。


「泉のある場所なら僕が、

知っているから、大丈夫さ!!」と、

声高に、ミィに言いました。


 最初、リスさんの言っている事が、

分からなかったミィは、

小さく、小首を傾げますが、

徐々に、意味を理解していくと、

驚いた声を上げます。


「リスさんは、泉のある場所が、

分かるのですか!!」


「うん!だから、僕について来て!!」


 そう、言うと、リスさんは、

森の中を駆け抜けて行きました。


 それを見たミィも、

慌てて、リスさんの後を

追い掛けて行きます。


 森の中を迷い無く、駆け抜けて行く、

リスさんを見失わないように、

ミィが必死で、後を追っていると、

前の方から、ザーザーと、

水の流れる音が聞こえてきました。


「この先には、

水が流れてる場所が、あるんですか?」


 水の音が気になったミィは、

前を走る、リスさんに質問します。


「そうだよ!この先にある川を渡った、

更に奥に、君が言っている、

不思議な泉があるんだよ!!」


 リスさんは、前を走りながら、

ミィの質問に答えます。


「(川って、なんだろ?)」


 リスさんから話を聞いたミィの

頭の中は、『?』で埋め尽くされます。


 ミィにとって、水が流れる場所と言えば、

町の中を通る、用水路の事しか

知らなかったからです。


「(用水路みたいな物かな?)」


 何となく、町の中を通る、

用水路の事を思い浮かべつつ、

ミィは、リスさんの後を追い掛けます。


 それから暫くの間、

2匹が前を進んでいると、

前の方から聞こえてくる、

水の流れる音が、だんだんと、

大きくなってきました。


 そして………。


「うわぁあ!!」


 川に到着した瞬間、

目の前に広がる光景を見たミィは、

感動で、言葉が出てきませんでした。


 用水路とは比べ物にもならないほどの

大量の水が、上から下へと、

途切れる事、流れ続けている光景は、

ミィにとって、生まれて初めて、

見る物だったからです。


「さぁ!先を急ぐよ!!」


「は、はい!!」


 リスさんに話しかけられたミィは、

我に返ると、慌てて、リスさんの後を

追い掛けて行きます。


この度は、

子猫の大冒険をご覧頂きまして、

誠にありがとうございます。


初の童話に挑戦させて頂いており、

色々と、至らない点も多々あると思います。


最後までお付き合い頂けましたら、

幸いでございますm( _ _ )m


不定期更新になると思いますが、

出来るだけ、速めに更新出来るように、

心がけて行きます!!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ