表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
交通事故で死んで女神に異世界に送られた3人は  作者: あかあめんぼ
未来編
947/957

947 戦闘狂シルル

今回ベラドンナ

「ベラドンナ様! 今日は私、本気であなたを倒します! いえ、殺すきで行きますからね!」


 シルル様が今日も突っかかってこられた。


「ベラドンナ様! ご覚悟を!」


「時間がありませんのでなるべく早く済ませてくださると助かります」


「今日の私を舐めてもらっちゃ、困ります!」


 シルル様は物凄いドヤ顔をしながら、私を見つめてこられた。


「『創世器・グラーシア』これが、私のメインウェポンです!」


 シルル様の手には白銀色に輝く片手剣があった。創世器とおっしゃられましたが、神器とかの類の物でしょうか? 本気で戦闘をされるつもりなのは確かですね…


「言っておきますけどえね! このグラーシアは何人ものベラドンナ様を斬ってるんですからね! いきなり襲ってきたベラドンナ様達が悪いんですけどね。」


「……」


 異世界の私が殺されようが虐殺されようが何をされようが特に気にはしませんがシルル様はかなりやる気のつもりらしい。普段は素手で殴りかかってきたり、突然魔法をぶっ放して来たりと子供の悪戯程度の事しかされませんが……

 あの剣を出してからのシルル様の戦闘力は普段の何十倍にも膨れ上がった。やはり、神器の類でしょうか。本来のシルル様の戦闘力とも考えられますが……普段は叩いただけで一回休みになられるあのシルル様からは少し考えづらい。もし、本来の実力なのであれば、シルル様は力を隠すのが相当下手糞ですね。自分の身が危なくなるほど力を隠されていては力の意味はないでしょう。


「創世器は凄いんですからね! なにせ、創世器は、神器の更に上の次元の武器です。私のグラーシアは損だけ強いんですよ!」


「質問ですが、どなたが、それを作られたのですか?」


 デザイン的にはご主人様のにもコチョウ様のにも似つかないデザイン。コチョウ様もご主人様も装飾には金は必ずと言っていいほど使われますし、何よりも宝石を埋め込むのがあのお2人の作られるものの特徴。ですが、シルル様の持つグラーシアにはそれらが見当たらない。


「私が作ったっていいたいところですけど、そもそもは私もの作るの得意じゃないですし………奪ったんですよ! 別のシエルから! これスっごく強くて苦戦したんですからね。」


「なるほど……」


「まぁ、私の調べでは神器を究極まで鍛え上げれば創世器になるって知ってるんですけどね。」


「それは素晴らしい情報をありがとうございます。」


「まぁ、神器すら持たないベラドンナ様じゃ話しても無駄なんですけどねー、マスターは私には何も作ってくれませんし、リョウ様だって作ってくれませんし……ベラドンナ様が持ってるわけありません!」


 軽い嫉妬が混ざってますが、願望のようにも聞こえますね。


「神器……」


「死ねぇ!」


 シルル様は話は終わってもいないのに攻撃を仕掛けてこられた。私は、昔ご主人様から頂いた、魔武器でシルル様の攻撃に対応した。


「うぇ! 奇襲だったのに……」


「……創世器も大したことありませんね。いつもとさほど変わりません。」


「言いましたね! 言いましたね! グラーシアの事知らないからそんなこと言えるんですよ! この創世器グラーシアの本当の名前は『輝剣・グラーシア』なんですからね!」


「……」


「光の力で跡形もなく、消滅させてあげます!」


 そういって、シルル様は天高くグラーシアを掲げた。その瞬間、グラーシアから強烈な銀の光で辺り一帯が包まれ、何も見えなくなった。


「消えて無くなれ!」


「……」


 ご主人様から頂いた武器は、形状変化によってありとあらゆる武器になり、汎用性は非情に高いが攻撃力に劣る。おかげで、私はコチョウ様から頂いた神器で応戦することにした。


「え!?」


 銀の光が消え、シルル様が私がピンピンしていることに気が付くと物凄く焦り始めた。


「そんな! 私、無茶苦茶痛かったのに!? どうして平気なんですか!?」


「防御力が高いからダメージを受けなかったというわけでは無かったみたいでしたが……」


 チクリとも私の体にはダメージはない…確かに恐ろしい力を感じましたが私には影響ありませんでしたね。


「浄化の力でしたらとても感じましたが……どうやら私はとても、清いようですね。」


「そんなわけないじゃないですか! 私みたいな心が澄んでるのに! 処女なのに! どうして、やりまくってるベラドンナ様が平気なんですか! 脳内ピンク色一色じゃないですか! ありえない! 会え言えないですよ!」


 シルル様の心がとても穢れていることだけが発覚してしまいましたね…そもそも、殺す気すらない覇気のない攻撃をされても私には一切のダメージはありませんけどね。


「おかしい! おかしいですよ!」


「まだ続けられますか?」


「う、うぅ……グラーシアはモットいっぱい出来るんですからね! ホントは出来るんですからね!」


「そうですか……」


 私は槍の様子を見ながら、適当にシルル様の言い訳を聞くことにした。


「つ、つぎはもっとすっごい攻撃あるんですからね! ちょっと、グラーシアが調子悪いだけですからね! 調子に乗っちゃダメですからね!」


「はい……」


「そもそも、なんで神器取り出してるんですか! 卑怯ですよ!」


「いえ、シルル様を倒すには神器を取りだなければ攻撃力不足でしたから。」


「一撃で倒すのが無理ってだけじゃないですか! さっきの魔武器でも痛いですから! 超痛いですから! 一撃で私を倒さないといけないなんてルールあるんですか!? あるんですか!?」


「……」


「そのベラドンナ槍は卑怯です! 卑怯ですよ!」


「なぜですか?」


「マスターが作った強力な武器じゃないですか!」


「神殺しの槍で、神々の間では有名らしいですね。」


「神? 世界の管理者の事ですか! 殺したんですか! 殺したんですか!」


「まぁ…そういうこともありましたね。他人に操られるのは気に入りませんので、仕方ないですよね。」


「ありえない……管理者に管理されている以上、自分の世界の管理者には勝てないはずなのに! どうしてですか? 私だって、自分の世界の管理者は殺したことないのに!」


「どうやってと言われましても、出会い頭に投げつけて終わりでしたよ。」


「え……投げつけただけで? 私、死闘の後倒したことしかないのに。」


「シルル様は体が丈夫ではありませんので仕方のないことかと。」


「ありえないです!」


 シルル様はシエル様達の中でも非常に好戦的で、戦闘狂。強くなろうとエル様やホワイトにもしょっちゅう決闘です! とか言って、返り討ちにされているようですし……シルル様の今後が心配ですね。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ